教場 (1) (ビッグコミックス)
教場 (1) (ビッグコミックス) / 感想・レビュー
ころこ
普通、我々は警察官の内面は知ることができない。故に、内面がないものとして対する。同じように、生徒たちは教官風間の内面を知ることができず、壁として立ちふさがる。義眼は内面がないことの隠喩として機能する。ところが、読者にとってはこの設定が我々の気持ちが生徒、すなわち警察官に転移する。結果的に警察官に対して我々と同じ様々な背景を持った人間として愛着を感じることになる。脱落した生徒のこの先の人生にエールを送り、戦い抜いて卒業した生徒に敬意を感じるという設定は秀逸だ。
2022/10/02
daikishinkai
LINEマンガにて読了。
2023/05/01
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