九条の大罪 (5) (ビッグコミックス)
九条の大罪 (5) (ビッグコミックス) / 感想・レビュー
33 kouch
嵐山刑事の背景。小山を介して九条たちと繋がる。京極、壬生、小山、彼らの強者の論理には一貫性も理屈も通っていて、何者でもない自分としては少し尊敬さえしてしまう。でも彼らのような人間の顛末をみて安心している自分もいる。久我、犬飼、嵐山の娘の友人衣笠。いるいる…こういう人達。彼らの存在が話にリアリティを与える。それにしても九条は最後にいつも神様みたいな名言を残す。「1日1日。日常を愛おしいと思えたら、それが貴方の居場所です…私は貴方に寄り添います。奪われる生き方でなく、与えられる人になるまで」格好いい!
2024/07/15
ぐりとぐら
こやシャンめぇ···。
2023/11/03
kiki
幸せって単純ではないないと思う。亀岡さんの話す正義は『それができる土壌が備わっている人間』であることが前提だと、とても薄っぺらくも感じていたが、その裏にあったものを掬ってみれば…屋上で同じ酒も飲めるわ。でも、それを貫くのも、また彼女の生き方なのだと思う。雫ちゃんの欲しいものは九条先生が見せてくれたので、彼女は次こそは幸せを感じることができる生活を送れたらいいなと思う。義父が本当に気持ちが悪かったので、あの制裁に特に同情もしなかったけれど…この世界がどこかに転がっているのを想像するだけで恐ろしい。
2023/01/16
歩月るな
人物相関図の矢印が、主従と愛憎入り乱れている感じで繋がっていくのが起承転結の「転」って感じの引きで終わる。組織図もなんだかんだで一枚岩というわけでもないし、誰が誰に牙をむくかも不思議ではないような雰囲気がある。登場人物たちより、読者側が状況に詳しくなれる絶妙な距離感が演出的に奇妙な心地よさを感じる。
2022/07/04
uburoi
雫ぴえん事件についてはひとまず完了。次の九条への依頼はしかしぴえん動画を作ったAVメーカーの社長やら雫の母の再婚相手とかがからまってくる。そしていよいよ不穏な動きで浮上するのが、嵐山刑事。10年前に解決した自分の娘の殺害事件をさらに追いかけて真相にも近づきつつありそう。
2023/02/26
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