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諸星大二郎劇場 第4集 アリスとシェエラザード (ビッグコミックススペシャル)

諸星大二郎劇場 第4集 アリスとシェエラザード (ビッグコミックススペシャル)

諸星大二郎劇場 第4集 アリスとシェエラザード (ビッグコミックススペシャル)

作家
諸星大二郎
出版社
小学館
発売日
2022-03-30
ISBN
9784098612901
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諸星大二郎劇場 第4集 アリスとシェエラザード (ビッグコミックススペシャル) / 感想・レビュー

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こら

やたー!諸星先生が新たなバディ物をお創り下さり給うた!ヴィクトリア朝期のイギリス、霊媒体質のアリスと武の達人シェエラザードの元に舞い込むのは奇妙な依頼ばかり。実在人物が出てきたりするのにも思わずニヤリ。ホラー度は少なめだけど、アリスとシェエラザードのキャラが立ってて2人ともとても魅力的。ぜひぜひ続いて欲しい。

2022/04/04

ワッピー

久々に本屋に行って、つい購入。霊媒担当のアリスに、武力担当のシェエラザードのコンビが世紀末英国の怪奇事件を解決する連作。頻発する猟奇的な事件も、諸星効果により素っ頓狂で、よりシュールでヘンな方向に向かい、「余人を持って代えがたい」境地に至っています。同時代の有名人もちらほら客演しているので、アノ人もコノ人もいずれ引っかき回しにくるだろうと期待できます。どれも諸星ワールドの持ち味全開ですが、ワッピー的には口喧しいマダムと弱気な息子の遁走を描いたホンワカ感あふれる「椅子になった男」が一番お気に入りです。

2022/05/27

くさてる

ヴィクトリア朝のロンドンを舞台に、霊感と交霊術を使うアリスと武闘派のシェラザード、二人の女性を主役にした奇妙な味の連作短篇集。奇妙でグロで、とぼけたユーモアもある、この著者でないと描けない世界を堪能しました。続いてほしいな。

2022/08/28

ぐうぐう

独特なタッチと奇想な設定、そして個性的なキャラクターにいつも魅せられてしまう諸星漫画だが、こういうシリーズものの短編集を読むと、諸星大二郎のストーリーテラーとしての才能に改めて気付かされる。一作であれば、キャラクターや設定だけで読ませることもできるが、連作となると、そこはしっかりとストーリーが練られていないと続かないものだ。それでいて、オチ依存になっていない強固な物語は、あえて先の展開を告げるタイトルであっても面白く読めてしまうことで明らかだ。(つづく)

2022/04/02

さくりや

霊媒師・アリスと用心棒・シェエラザードのコンビが、幽霊絡みの事件を解決する物語。かなりえげつない事件内容ばかりだが、登場人物たちはどこか素っ頓狂でシュール。そのギャップをヴィクトリア朝時代のイギリスの高貴でレトロな雰囲気が包み込む。このストーリーを思いつく作者ぶっとんでんなーと思ったらあとがきに「もともと趣味の好い私はそんなに悪趣味な話を思いつきません」と書いてあって笑った。シェエラザードは今で言うキラキラネームなのかな?なんでファーストネームで呼ばれたくないんだろう

2022/07/23

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