颯汰の国 (11) (ビッグコミックス)
颯汰の国 (11) (ビッグコミックス) / 感想・レビュー
ぐうぐう
「戰というものはいかなる場合も残虐であり…互いが互いの“正義”を掲げてぶつかり、殺し合うものなのだ。土井の“正義”におまえが承服できないように、おまえの“正義”も……また…全ての人にとって正しいとは限らないのだ」伊達政宗のその言葉に動揺する颯汰。しかし、憎き敵である土井利勝がよろめいた瞬間、颯汰は思わず手を差し伸べてしまう。政争としての異なる正義とはまた違う意味での、己の中の異なる正義を描くこの場面こそ、小山ゆうの漫画の真髄だ。
2022/06/10
蝉、ミーン ミーン 眠ス
この鷹狩の場には幕府の正義をおこなう才覚や苛烈さにかけては土井大老に勝るとも劣らない松平信綱もいたのだろうし、まだまだ烏合の衆の域から出ておらず血判状なんてもので無邪気に喜んでいる外様大名連合が知恵伊豆を出し抜くことをが出来るのか。
2022/05/30
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