KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

新九郎、奔る! (10) (ビッグコミックス)

新九郎、奔る! (10) (ビッグコミックス)

新九郎、奔る! (10) (ビッグコミックス)

作家
ゆうきまさみ
出版社
小学館
発売日
2022-05-12
ISBN
9784098613687
amazonで購入する Kindle版を購入する

新九郎、奔る! (10) (ビッグコミックス) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

buchipanda3

今川家の家督争いは新九郎の仲裁で一旦は収まったかのように見えたが、この戦国前夜の時代、そう簡単に事態は安定しない。姉の伊都とその息子・龍王丸(氏親)の身の危険を察した彼は妙案を思いつく。それは二人を京へ連れていくこと。ということで舞台は再び都へ。関東での争乱がさらに不穏になったことを機にある策略を巡らせようとする新九郎の顔付き、いやあほんとキリッと悪い顔してた。知略のパラメータが高くなってきている。そして6人目の家臣・多米(多目)と再会して布陣が整いそう。さらに聡明丸や予告ではあの人も再登場。次も楽しみ。

2022/05/14

六点

応仁の乱は、グダグダのままに終了した。畠山義就は撤収のついでとして河内国へ乱入するなど、戦乱は地方へ拡散していく。長尾景春や太田道灌、畠山義就を深掘りできないのは、著者にとっては「ああ、勿体ない」と思うんだろうな、と、著者のメタコマを見てそう思う。次巻の広告に「『家督』の魔力」とあるが、既に、その魔力が遠くの方から姿を表しつつある。巻末に唐突に現れる細川聡明丸殿は、美幼児から美少年にクラスアップしたが、相変わらず、セリフがサイコさんでたまらぬ。足利義尚は、「あの最期も宜なるかな」と言わんばかりであった。

2022/05/13

鱒子

友人本 今川の御家騒動は双方妥協案で決着。しかし引くところばかりで旨味のない龍王陣営。新九郎は甥である龍王に家督を継がせるべく、伊勢本家を巻き込みながら工作を始めます。——応仁の乱これにて終幕!ほんと変な戦だったなぁ。ここから戦国時代の足音が聞こえ始めます。

2022/07/26

sin

武力を持ち、権力を握った人間のすることは、時代や国が変わろうとも大差はないようだ。領土と云うものは元々誰のものでもないのであるから、俺が俺がと競い合うのは仕方がないか?いや、そもそも侵略は間違っているのではないだろうか?さて、交渉に依って戦を回避した新九郎だが正統である姉の息子に継がせたい!その為の姉親子に伴っての上洛のタイミングで長年続いた応仁の乱の終焉が待ち構えていた。

2022/05/17

くさてる

歴史に詳しくないわたしとしてはさっぱりわからない時代の話のはずなのに、面白く読まされてしまうのはさすが。歴史的な事実の中に編み込まれた登場人物の心の動きとちょっとばかりの遊び心のバランスが良いのです。面白いぞ!大河ドラマ初の漫画原作としてどうでしょうかと本気で願います。

2022/09/11

感想・レビューをもっと見る