セシルの女王 (4) (ビッグコミックス)
セシルの女王 (4) (ビッグコミックス) / 感想・レビュー
りー
ジェーン・シーモアは王子エドワードを遺して死亡。新しい王妃はなんと手芸オタクで男嫌い。「こんな女やだー!」と駄々をこねるヘンリー八世に、ついにクロムウェルがブチキレて本音で怒鳴ってしまった結果、はい、失脚。(でも読者はクロちゃんに完全同意。)ウィリアム・セシルは2人目の師に別れを告げることになった。ローマと切れておいたのは後の英国のためにはなったと思うけれど、きっかけが政治的な駆け引きじゃなくて主に王様の超主観的な感情っていうのが💦なんつーか。だから次の代で大変なことになったんじゃーん、ひどいー。
2024/05/01
ミキ
最後のページ悲しくも暖かくゾワっとした。
2023/06/24
チューリップ
アン・ブーリンの処刑から始まりクロムウェルの失脚で終わるという1冊の中で怒涛の展開だった。ヘンリーは好きではないんだけど、誰も心の底から信用出来ない孤独感みたいなのは辛いだろうなと思える。最初の頃はまっすぐだったウィリアムが目的の為には本心を隠して上手く立ち回るようになっているのに成長したんだなと思うけどその変化がちょっと悲しくもある。新しい妃のアンはこういう感じで良く切り抜けられたなと思ってしまった。キャサリン・パーが良いキャラしていて好きだった。
2023/11/24
こころのかおり
あのキャサリンにこのキャサリン、出揃ってきたなぁ。女王になるってことは、姉弟を退けるってことで。そこに思いを馳せられる彼女は、まだ優しくやわらかいこころを持っているのだなぁ。先々、変化していくのかそのままなのか
2023/07/13
Yasunori Sasaki
非常に体力のいる本。もちろんいい意味で。逃げ場のない缶の中に、感情だけを閉じ込められて外側から金属バットで殴られるようなシーンが連続する。圧倒的多数の理不尽のなかで、人間のわずかな可能性はどこにあるのか考えさせられる。
2023/07/12
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