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ポーの一族 青のパンドラ (1) (フラワーコミックススペシャル)

ポーの一族 青のパンドラ (1) (フラワーコミックススペシャル)

ポーの一族 青のパンドラ (1) (フラワーコミックススペシャル)

作家
萩尾望都
出版社
小学館
発売日
2023-02-09
ISBN
9784098718894
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ポーの一族 青のパンドラ (1) (フラワーコミックススペシャル) / 感想・レビュー

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rico

彼方より時折姿を現わす永遠なる一族と、限りある生を生きる人間と。つかの間の出会は様々な想いを呼び起こし、切なく深い余韻を残す。それが私が知っているポーの世界。絵柄の違いもあるけれど、これはもう別の物語。一族の歴史、叙事詩。語るのはあの人。となればそこに人間の入る余地はない。色々なアイテムまで登場して何だかRPGみたいだし。でも、追いかけて行きましょう。望都さん、描き急いでる感じ。本当の「終わり」が近いのでしょうか。願わくば、一族の全てを背負って復活したアランが、世界の終焉へのトリガーとなりませんように。

2023/02/22

kaoru

時を超えて生きる少年と儚い人間達の対比が鮮烈だった旧作に比べ本編は「ポー叙事詩」のよう。ポー大老が紀元前に遡る一族の歴史を語り「血の神」の青い壺が重要な役割を果たす。いかにも現代らしく一族は各国を縦横に旅し、登場人物も増えた。スケールは大きくなり迫力も増したが、物語が広がり過ぎてしまったと感じるのは私だけだろうか。エドガーとアランは二人だけの排他的で甘美な世界には二度と戻れまい。彼らの姿は世界が狭くなったことで心労も増えた今の私たちにどこか重なって見える。クロエが予言したポーの村の今後が心配である。

2023/02/20

星落秋風五丈原

そもそもヴァンパイアがどうして生まれたのかという話になっている。アランがとうとう復活した。月を漕いでいるエドガー。

2023/03/27

天の川

かつての『ポーの一族』が永遠の少年として時間を流離うエドガーとアランの孤独や哀しみが静かに心に浸み込んでいく話だったのに対し、再開した『ポーの一族』は世界に散らばっていた一族達が結構元気よく畳みかけるように話すのでちょっと面食らいはするけれど(今回、大老ポーまで語り始めた…)、アランは消えなかったし、新しい『ポー』も楽しんで読んでます。アランがこれからどうなるのか、ドキドキものです。おまけの話は可愛いかったぁ💕

2023/02/11

雪紫

霧の中から明かされる大老ポーと一族の歴史が、静かに明かされていく。歴史の積み重ねや変化を見た大老ポーが色々変わっていくのも無理ないかも。「おまえの言う“現代”とはいつのことだ」・・・そうね、今はそうでも少し進めば色んな科学が出て来てわからなくなるかも。少なくとも昔の自分は今の時代に適応し、順応するバンパネラなんて想像出来なかったし。アーサーやファルカ、クロエ達が順応し過ぎだからか(少なくとも、今でもエドガーやアランが現代技術に触れるとしたら・・・とか想像出来ないしオービン卿が出ないのが物悲しくある)?

2023/04/12

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