松本零士 不滅のアレグレット〈完全版〉: 単行本未収録作品9点+カラヤンほかクラシック名演CDつき (特品)
松本零士 不滅のアレグレット〈完全版〉: 単行本未収録作品9点+カラヤンほかクラシック名演CDつき (特品)
- 作家
- 出版社
- 小学館サービス
- 発売日
- 2018-12-05
- ISBN
- 9784099430344
松本零士 不滅のアレグレット〈完全版〉: 単行本未収録作品9点+カラヤンほかクラシック名演CDつき (特品) / 感想・レビュー
こうすけ
松本零士による、クラシック音楽を題材にした作品集。作曲家が生きたヨーロッパと、戦後の日本を繋ぐのが絶妙。松本零士って、宇宙とかSF的な描写がうまいのかと思っていたけど、四畳半に住む貧乏な若者の描写がうますぎて驚いた。
2023/05/06
ムーミン2号
単行本未収録作品や松本零士インタビューが読めるというのはファンには垂涎ものだろうし、判型もB5版とコミックとしては最適。加えてマンガとも関連のある曲が収められたコンピレーションCDまで付属しているのだから、至れり尽くせりだろうが、クラシックは好きでも正当な松本零士ファンでないワタシには、「猫に小判」「豚に真珠」的なコミックだった。マンガの内容もワタシの理解を超えるものが多く、ほとんど没入できなかったと告白せざるを得ない。松本零士作品は一つ二つ読んだだけだが、ほぼ記憶できていないのだから、それも無理ないか?
2022/08/01
さばずし2487398
1970〜80年代にかけてFM雑誌に掲載された音楽家達のライブコミック短編集。各話ともその人生だけでなくとある人々の人生も交差して行く。殆どの話が音楽家達の悲哀とリンクして切なくも、どこかに希望が光る。氏の画の美しさが大判で迫って来て読み応え抜群。『夜、窓を開けると宇宙が入って来る』という台詞を味わいながら付録のCDを聴くとまた新しい世界が与えられたようで嬉しい。けれど最後の曲が戦時中のベートーベンのモノラル録音というのは本作の核を表している気がする。そんな中でもカラヤンと夫婦のほのぼのエピは好きな一編。
2018/12/16
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