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辺境・近境 写真篇 (新潮文庫)

辺境・近境 写真篇 (新潮文庫)

辺境・近境 写真篇 (新潮文庫)

作家
松村映三
村上春樹
出版社
新潮社
発売日
2000-05-30
ISBN
9784101001494
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辺境・近境 写真篇 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ハイク

ニューヨーク近くのイースト・ハンプトン、瀬戸内海の無人島からす島、メキシコ、中国のノモハン、米国横断そして著者の郷里神戸を若手写真家と旅をした写真集と簡単な説明。旅は特にテーマはないようだ。国が違い、場所が違うと雰囲気も違う。人種が違い建物や風景も違うので、しばらく同じ場所にいて面白いのだろう。この本の写真を見て地図(Google map)で場所を探し想像をめぐらす。ノモハンの写真は著者の「ねじまき鳥クロニカル第1部」でノモハン戦争の話しが出てくる、その題材にしたのかも知れない。 この本は息抜きに良い。

2015/10/27

ムッネニーク

81冊目『辺境・近境 写真篇』(松村映三/村上春樹 著、2000年6月、新潮社) 村上春樹の旅行記『辺境・近境』を、同行した写真家・松村映三の写真をフィーチャーすることにより新たに編み直した一冊(基になっている『辺境・近境』は未読。以前読んだことがあると勘違いしていた…)。 戦争の傷跡が今も残るノモンハンや、村上春樹の故郷である神戸など、観るものの心を揺さぶる写真の数々が並ぶ。なんともノスタルジックな読後感である。 「僕が話しているのは今ここにあるのとは別の海と、別の山の話なのだ。」

2021/09/28

s-kozy

「裏庭で太い薪をごつごつと割る鉈みたいな」写真を撮るカメラマンによる「辺境・近境」の「写真篇」。カメラマンによって光の切り取り方って大きく変わるんですね。簡潔にして比喩に遊びがある村上春樹の文章と松村映三による写真は相性がいいような気がする。「辺境・近境」とセットで手に取りたい一冊です。

2016/08/27

akira

まちライブラリー府立大本。 先のエッセイ「辺境・近境」の写真編。テキストから想像するものよりも鮮烈。実物を見ないほうが楽しめる場合もあるが、旅行記は写真があったほうがいい。とくに海外の写真は見ていて楽しいなと。 同じ風景を見た人間がふたりいても、感じ方捉え方はそれぞれ。それぞれの目で見て、それぞれの心で感じている。だからこそ、同行者の写真はまたおもしろいとも言える。ちがうからこそおもしろい、そんなことを思い出す。 「文章には文章のパーソナリティがあり、写真には写真のパーソナリティがある」

2020/08/12

HIRO1970

⭐️⭐️村上春樹さんの国内外の旅の写真集。文章も解説程度は載っています。ノモンハンのところが一番気になりました。まだ見ぬ場所ですが、雰囲気が良くわかり参考になりました。阪神の震災後に地元の神戸エリアにも入っています。関西エリアの土地勘があればもっと楽しめたかなと思いました。

2014/04/20

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