1Q84 BOOK2〈7月‐9月〉後編 (新潮文庫)
1Q84 BOOK2〈7月‐9月〉後編 (新潮文庫) / 感想・レビュー
遥かなる想い
文庫本の裏に書かれていたあら筋にすっかりだまされた気分。いったい青豆と天吾はいつ再会するのか。児童公園のあたりは韓国ドラマのすれ違いのようだった。次巻以降に期待。
2012/05/27
zero1
現実と小説の区別はどこに?作家の使命のひとつはそのハードルを限りなく低くすることかもしれない(後述)。青豆はリーダーと話しながら最後のミッション終了。隠れ家は何と高円寺!天吾は編集者の小松が行方不明に。その後、【オハライ】。昏睡状態の父に語り掛ける天吾。青豆は「空気さなぎ」を読む。二人の最接近!そしてもう一度、首都高の非常口に行く。天吾は二つの月を知る。同じ言葉が何度か繰り返されているが、これを【くどい】と思うか否かでこの作品への評価は大きく変わるはず。残り二冊、再読だが青豆のその後が気になる。
2020/01/18
tokko
BOOK3が手元に届いたので、続きが読める安心感から、一気に読み切った。「リーダー」と青豆の接点、「リーダー」とふかえりの関係、ふかえりと天吾の関連。ついに青豆と天吾がすれ違う。1Q84年の世界では二人は再会できないのだろうか。フェイ・ダナウェイに雰囲気が似ている青豆、すごく続きが気になる終わり方です。早く5巻を読もう。
2012/05/28
こーた
青豆とリーダー、天吾とふかえり、リトル・ピープルと『空気さなぎ』、ふたつの月。対と対が合わさり、天吾と青豆は接近し、この1Q84年の構造が徐々に明らかにされる。この小説に限らないが、物語の回収がはじまると途端に興味の失われることがある。あるいはこの物語に飽きてきて、そろそろまた休息が必要なだけなのかもしれない。物語、といえばここにきてちょっと類型的やしないか。こんなにありきたりでいいのか、それとも何か企みがあるのか。そもそもこれは回収なのか、もういくつか転換があるのか。やっぱり先を読みたい。BOOK3へ。
2021/07/11
扉のこちら側
初読。ホラー小説のような恐怖感を覚えた前巻から一転、恋愛小説の趣。空気さなぎのストーリーが明らかになった。
2012/09/17
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