村上ラヂオ2: おおきなかぶ、むずかしいアボカド (新潮文庫)
村上ラヂオ2: おおきなかぶ、むずかしいアボカド (新潮文庫) / 感想・レビュー
おしゃべりメガネ
村上さんのエッセイを心地よく読ませていただきました。本当にのほほんと自由にリラックスして読めます。日常生活の中で色々と詰めこまれていたあらゆるモノ(大半はくだらないコトでストレスなんでしょうけど)が、ゆっくりと冷やされ、揉みほぐされ、少しずつ解体されていく感じがします。読んでいて何ヵ所もハッとなる文章があったのですか、あとからパラパラと見直しても残念ながら、思い出せず…。癒しとはまた違った感じの文体で、とにかく肩のチカラがぬけ、リラックスできること間違いなしなステキなエッセイです。挿画もいい感じでした。
2017/09/09
へくとぱすかる
「1」は単行本で読んだが、10年後の再開だったんですね。ユーモアたっぷりだけど、どこかにわさび(いや、アボカドかも)が効いているエッセイは、読み出したら止められない。村上さんはご自分のエッセイを、「ビール会社が作るウーロン茶」みたいなものだとおっしゃっているが、でもそのウーロン茶が飲みたいわけです。最も良かったのは、「新聞ってなに?」でした。
2019/06/28
優希
ゆるい感じが楽しい毎日の秘訣なのかなと思いました。そして女の人のことを思っていることが多いのが笑えます。日常の延長的に色々なことを考えているのでしょうね。何気ない日々を面白く見ることができるのが得意なようです。
2017/03/11
らったった
エッセイ集2(^^)サクサク読むことができます。僕としては一番最後の"ベネチアの小泉今日子"が一番響きました。作品の中で紹介されている音楽や映画に、とても興味があります。今度鑑賞してみよいかなぁ(*^^*)今年は良いペースで読めてます。
2014/01/25
きりこ
春樹さんのエッセイは面白いだけでなく味わい深くて、心構えとか生きるヒントが見えてきます。何と言っても「ベネチアの小泉今日子」が共感できて良かったです。私も抱え込んでしまった心の痛みや哀しみを、その時巡り合った音楽を繰り返し聴いて乗り越えてきました。音楽にはそういう力があると信じています。小説も同様で、自分の体験を重ねることによって救われることがあります。それから「ちょうどいい」という春樹さんの人生のキーワードが緩くて好きです。奥さんの「生き方に反するから」という断り文句も良いですね、是非使ってみたいです♪
2014/06/07
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