新潮現代童話館 1 (新潮文庫 い 32-1)
新潮現代童話館 1 (新潮文庫 い 32-1) / 感想・レビュー
あつひめ
キーワードは「子供」だそうだが、大人と子供の境目の年代でも読める作品が多い。児童文学といっても手に取る年令の幅が広いと言うことかも。子供は大人よりもピュアな心を持つ反面、大人よりも冷酷になれることもある。それが成長するうちに両極端な心がブレンドされるのかも。1/3しか読んだことのある作家さんはいなかったけど、年代によって、とっつきやすさがあることがわかった。それは、読みなれた技法に出会うからかも。先生の机、グッド・オール・デイズが気に入りました。2巻目も楽しみ。
2013/08/17
seri
童話って、児童文学って、やっぱりいいなあ。好きだなあ。と改めて認識させてもらいました。絶版になってるなんて勿体ない。「黄色い目の魚」のみ既読でしたが、初めての作家さん、しかも絵本や詩の大家ばかりで贅沢な短編集。「先生の机」「グッド・オールド・デイズ」「夏の便り」「星砂のぼうや」が好きです。童話って、簡単な言葉でわかりやすく、でもその実、奥が深いものが多いと思います。一番大切なことを伝えようとしたとき、きっと簡単な言葉が一番よく伝わるから。だから童話って、こんなに魅力的なのかもしれませんね。
2013/12/06
tomi
初版平成4年1月、今江祥智・灰谷健次郎編による全作書き下ろしのアンソロジーの第一弾。著者の顔触れも多彩で、高校生や大学生が主人公の青春小説といった趣の作品も入っています。面白かった作品はお人好しのイヌの「ヒロシ」の話(三木卓)、ナンセンスな「ハードボイルド」(長新太)など。佐藤多佳子「黄色い目の魚」も良かった。
2012/09/27
牛乳
素敵な話がたくさんつまった本。ぜったい読むべき
2001/04/26
tohu-life
有名どころの児童文学作家が書き下ろした珠玉の物語の数々。作家名と紹介文をまず見て「ああ、あの話を書いた人ね」と思いながら読むのが楽しかった。皆さん感想に述べてるとおり、すごい作品ばかり。読んで良かったと思いました。私はこの本のおかげで山下明生さんと斉藤洋さんのファンになりました。恐るべし、児童文学。
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