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新潮現代童話館 2 (新潮文庫 い 32-2)

新潮現代童話館 2 (新潮文庫 い 32-2)

新潮現代童話館 2 (新潮文庫 い 32-2)

作家
今江祥智
灰谷健次郎
出版社
新潮社
発売日
1992-01-01
ISBN
9784101002316
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新潮現代童話館 2 (新潮文庫 い 32-2) / 感想・レビュー

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あつひめ

子供だから見えるもの…子供だから許される世界。そういうのが堂々と姿を表した感じ。大人になる前の不安定な時間をどう過ごしたかで…そのあとに広がるものも変わるかもしれない。たいした大人ではないけど、大人になってしまった私が読んだ印象と、まだまだ成長するチャンスを持った私の印象は、きっと違うだろうな。でも、そういう世界をうろつくゆとりをこれから成長する若者にも味わってほしい。読み損しない作家陣がてぐすねひいて待っている。きみ知るやクサヤノヒモノ、台風がきている、亮太が印象的。

2013/08/18

青葉麒麟

人気シリーズモノ。童話の括りにするにはシビアでは❓と思うけど、現代枠だったらセーフなのかな❓作家さんの作風なのか読み難いのもあったりと、一苦労。岡田淳の「なんの話」夢枕獏の「ばく」がお気に入り。

2024/04/09

tomi

今江祥智・灰谷健次郎編の書き下ろしアンソロジー第2弾。顔ぶれも多彩で面白い作品が多かったが、中でも夢枕獏「ばく」が良かった。悶々とした日を送る浪人生の男が、町で不思議な老人と動物に出会う。彼は毎日悪夢に襲われていたのだが、以来その動物が夢に現れ悪夢を食べてくれるようになった。彼はよく眠れるようになるが、感情の起伏が乏しいと言われるようになり、やがて実体化して凶暴化した動物が牙をむいて襲いかかってくる… 「(いやなことも楽しいことも)両方一緒に、引き受ける勇気を持ちなさい」という老人の言葉が沁みる。

2012/10/03

牛乳

読まないと損をする本。もし私が小さいころこれを読んでいなかったら今の私じゃなかったかもしれない

2001/11/17

おとしん

何気なく読んだこの本。奥付下に懐かし母の筆跡で日付があった。十五年前の5月、母もこの本を読んでいた。僕は『小吉』のような男でなかったかと不安になる。もう遅いけれど…。

2009/05/24

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