最後の秘境 東京藝大: 天才たちのカオスな日常 (新潮文庫)
最後の秘境 東京藝大: 天才たちのカオスな日常 (新潮文庫) / 感想・レビュー
まーくん
昔々、センター試験も共通一次もなかった頃、普通の国立大は4~5倍の入試倍率なのに、東京藝術大学ってとこは30数倍!いったい誰が受けるの?田舎の高校生には想像つかない別世界だった。後に東京に住むようになって、”これが、あの藝大か?”と何度か。美術館とか奏楽堂とか。選りすぐりの才能溢れる若者が学んでるが、アーティストとして世に出るのは、ほんの一握りではなく、一摘みらしい。でも、芸術の才能ある人、羨ましくも尊敬してしまう。学生の言葉、”藝大ってやっぱり楽しいです。頭のおかしい人がいっぱいいて、自由で。”
2019/04/20
ehirano1
ホントにもうほとんどカオスで楽し過ぎます!インタビュアー(著者)もカオスに憑りつかれたかのような質問をしていますwww。でも、芸術ってのはカオスから生まれて来るんじゃなかったっけ。
2022/07/18
mitei
まずとてもカオスな世界が日本にあるんだと驚いた。実際に行って見てみたいな。一芸に秀でるとこういう感じになるのかと思うし、私もこんなに夢中になれるものがあればなぁと思った。
2020/02/23
ちーちゃん
入試倍率は東大の3倍という、非常に狭き門である東京藝術大学。妻が藝大生という作者が、秘境である藝大の美術学部と音楽学部に赴き、学生へインタビューした内容をまとめた本となります。非常に個性的な生徒が多く、そのカオスっぷりに笑いながら読みました。ただ、卒業後行方不明になる人数もかなり多いそうで、芸術で食べていくことの厳しさを改めて思い知らされました。美術学部に合格した方達の作品をネットで拝見しましたが、あまりの完成度に驚嘆しました。秘境•藝大の素晴らしさや大変さを知ることが出来た良書でした!
mae.dat
迸る情熱を如何なる形で表現することが出来ようか。沢山の人のインタビューが元になっていますので、携わり方や温度感は違いますが、美術作品の作成と、音楽の演奏。形は違えど、作品への愛情が好いですねぇ( ¨̮ )。楽しんでいる、時には苦しんでいるのでしょうが、そう言う姿も好いですねぇ( ¨̮ )。ただ大学が追えていないだけと思いますが、半数が卒業後行く方知らずだとか。天才の集団ですから、その才能を遺憾無く発揮して社会に還元し、社会もその成果に対価を支払えるwin-winな関係になると良いんですけどね。
2022/12/15
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