路上のボールペン (新潮文庫 や 28-1)
路上のボールペン (新潮文庫 や 28-1) / 感想・レビュー
ネギっ子gen
【親は子供の内面については、放っておくしかない】本エッセイ集で、著者は書いた。<理解しようとしたり、いわんや共感しようとしたり一緒に悩もうとしたりしてもむだなのだと思う。子供との距離が、刻刻ひらいていくことに堪えるしかないのだ。そして、その距離をリアルにとらえている親は、子供にとって魅力的だと思う。そうした親は、子供を理解しようとしたり、一緒に悩もうとしたりしない。そういうことができないことの悲しさ、寂しさ、情けなさを胸におさめて、子供と対する。いわば「他人」として対する。「親切な他人」として対する>と。
2023/12/03
こにいせ
小島慶子嬢のラジオ、キラキラで紹介されていたので読んでみる。寺山修司への弔辞。『私には、あなたは何より、姿であり声であり、筆跡でありました。』と。確かに美文だ。素晴らしい。他のエッセイも軽快かつ、とてもとてもあたたかい。特に最後の「愛人と隠し子」騒動なんて、満員電車の中で一人にやつきながら読んでしまった。
2010/05/02
金吾
○面白かったです。著者の淡々とした語りが好きです。家族の話は少しホロリとしました。
2019/12/28
aaboo
八千草薫の話が面白かった。
2018/04/28
YnariY
以下、自分用メモ *本質をとらえ批判が出来るのは、その対象を愛している人だけだと 思う。好きになってはじめて、その本質に近づけるのだと思っている
2009/06/10
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