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飛ぶ夢をしばらく見ない (新潮文庫 や 28-3)

飛ぶ夢をしばらく見ない (新潮文庫 や 28-3)

飛ぶ夢をしばらく見ない (新潮文庫 や 28-3)

作家
山田太一
出版社
新潮社
発売日
1988-11-01
ISBN
9784101018133
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飛ぶ夢をしばらく見ない (新潮文庫 や 28-3) / 感想・レビュー

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ある意味ホラーだけど、ファンタジー色が強い。もっと言うと男の幻想。電車事故があったある日、主人公である男が入院している病室に運ばれてきた老女。退院した後再会した彼女は、会うたびに若くなっていき・・・という話。中高生くらいで止まるかと思ったらまだ先があり、当然周囲はざわつき始めるわけで。淫靡を通り越し不快になってしまい、最後まで読むのが個人的にはキツかった。喪失と孤独を根底に、愛するという意味の根本を追求しようとした作品なのかな。しかし曖昧さが残り、決して成功したとは思えないというのが率直な感想。

2014/02/07

あつひめ

映画にもなった作品とは知らなかった。これは読むよりは観るものかなぁと。美しいと言うのとも違う、切ないとも違う。老女から幼児へと変貌していくさまを心が揺れながらもドキドキしながら見守る男と同じような気持ちで私も読み進めた。日に日に若返る姿。この先はどうなってしまうのかそれだけが一番気掛かりだった。非現実的な出来事の中に、現実で遣り残した事、思い残した事ができる事と、そのチャンスを手に入れて逆に孤独と言うものをもっと深く味わうことになったのではないかと感じる。束の間の夢のような世界でもし私ならどうするだろう。

2012/08/16

佐島楓

中学生くらいのときに初めて読んで、ひどくショックを受けた作品。愛ってなんだろうな、肉体ってこれほどまでにままならぬものとなってしまうのか、とずいぶん考えた。

2015/03/23

kinupon

作者の小説家としての第一歩なんですが、先に映像の方を見てからこの本を読みました。映像の方がよりファンタジー(ホラー?)ぽかったです。個人的には、次作の「異人たちとの夏」のほうがインパクトは強いかなという感じです。

2014/12/17

た〜

昔、NHKのラジオドラマで聴いて長年気になっていた本。コミュニティー「こんな本知りませんか」で教えてもらって(あねさ~act3様に感謝)やっと見つけることが出来た。

2017/09/23

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