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逃げていく街 (新潮文庫 や 28-15)

逃げていく街 (新潮文庫 や 28-15)

逃げていく街 (新潮文庫 や 28-15)

作家
山田太一
出版社
新潮社
発売日
2001-02-01
ISBN
9784101018256
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逃げていく街 (新潮文庫 や 28-15) / 感想・レビュー

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団塊シニア

映画監督の木下恵介の影響を受け流れを汲んでる人であることが本書を読むと理解fできる。山田太一の本質がよくあらわれており、人間観察の鋭さ、人生観に言及してるところもあり20年以上前のエッセイであるが一読の価値がります。

2013/06/18

おさむ

尊敬する山田さんのエッセイ集。人間の弱さや暗さを否定せず肯定する姿勢は終始一貫しています。「かつては以心伝心ですんだものが、言わなければわからない時代にますますなっている」など、得意のアフォリズムも健在です。そして、なによりも関川夏央さんのあとがきが見事。「山田太一は、怒濤のような日本の近代化に懐疑を抱き続けた木下恵介監督の流れを正統に汲む人である」。あの寺山修司と早大で同級生だったエピソードは初耳でした。

2015/08/12

sabosashi

ほかのくににはいわゆるソープオペラなるものがあるのに、ニホンでいうところのホームドラマというものがあまり見当たらない。ニホンほど家族が崩壊しているくにはない、と断言してしまっていいものかあとで後悔しそうだが、とにかく家族のイメージが危ういニホンにおいてのこれだけのホームドラマの存在感はある種の感慨を抱かせるにちがいない。しかし山田太一が映画界で成功しなかったように映画とテレビではドラマツルギーがこれだけ異なっており、映画によって取りこぼれたものを山田はうまく手に収めたのだとも言えそうだ。味読させてもらった

2014/02/28

rakim

多分に覚書、日記のようなエッセイ。アナログっぽい時代背景を感じますが、それだけに丁寧に時間を切り取って脚本を書かれた山田さんの姿勢が見える感じがします。

2013/02/15

Yoko Oishi

山田太一のエッセイ。 自身の作品に触れたものもありなかなか楽しめた。 エッセイ自体は古いものだけど、今に通じると 感じることも多数あり。 また、山田節炸裂の作品(特に映像)に触れたいなぁと思った。

2013/06/18

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