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夕映え天使 (新潮文庫)

夕映え天使 (新潮文庫)

夕映え天使 (新潮文庫)

作家
浅田次郎
出版社
新潮社
発売日
2011-06-26
ISBN
9784101019260
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夕映え天使 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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kaizen@名古屋de朝活読書会

新潮百年】新潮百冊】短編集。淡々とした話が多い。日常生活の中に、非日常的な出来事が織り混ざり、日常として描写していく。人間として生きていることの証しを刻んで行く。深みがある。気が付かない人には気が付かずに過ぎて行くことがあるかもしれない。

2013/07/01

ehirano1

表題作について。哀愁漂う中にも幾つもの小さな幸せ(といっても本人達には大きな幸せだったと思います)が散りばめられており、それを回想的に回収しながら「幸せ」を噛み締める作品で大変満足しました。ただ、思うのは、幸せってのは哀しみと隣り合わせなんだなと改めて思いました。そして、他人の幸せそうな姿を見るのことが最も幸せなんじゃないかと個人的には思いました。

2023/06/04

yoshida

浅田次郎氏の短篇集。バラエティに富んだ6篇を収録。中でも、「琥珀」、「丘の上の白い家」が好み。「琥珀」、「丘の上の白い家」はどちらもカタルシスを感じた。「特別な一日」というSFものもあり浅田次郎氏の多才振りが発揮されている。安定感ある良作。

2015/03/04

イアン

★★★★★☆☆☆☆☆昭和のノスタルジーが感じられる6編が収録された浅田次郎の短編集。各編とも結末を敢えて明確にせず、読者の想像に委ね余韻を残す手法が浅田節なのだろう。ミステリ好きとしては、長く勤めあげたサラリーマンの最後の出勤日が意外な方向に展開していく『特別な一日』が良かった。ただ帯にある「泣かせの浅田次郎史上最多涙小説!」は煽り過ぎ。作品を売りたい出版社の狙いは分かるけど、これが最高峰!みたいな売り出し方は著者に対しても失礼なのでは?昭和の記憶があるかないかで感動の度合いが変わる作品なのかもしれない。

2022/05/02

HIRO1970

⭐️⭐️⭐️やはり浅田さん全くハズレが無くいいですね。本年、50冊目は浅田さんの短編集でした。しばらく読んでいませんでしたが、やはりヘビーローテーションに再加入した方が人生の効率すら上がるような感じがします。泣かせ方があざといと言う人もいますが、よく練られた話ばかりなので無駄が少ないのに意外性が多いこと。退屈な予定調和的な結末の予想が早々判明してしまう物が無いこと。この辺りが読まずにいられない原因かなと思います。オススメです。

2015/04/18

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