高円寺純情商店街 (新潮文庫)
高円寺純情商店街 (新潮文庫) / 感想・レビュー
kaizen@名古屋de朝活読書会
直木賞】乾物屋のおばあちゃん、両親、息子の4人の物語。純情商店街があって実話かと思ったら、後から高円寺の商店街が純情商店街と改名したらしい。かつおぶしは、昔家でよく削ったが、今では削らない。削って出汁を取る方が、ずっといいと思うけど。。。昔を偲び、今を思う。よい物語。
2014/04/14
遥かなる想い
そう言えば,昔乾物屋なる商売のお店があった。乾物屋だけでなく、豆腐屋・駄菓子屋・・・たくさんの お店があり、そこには,たくさんの個性があった。この本を読むと、そんな時代のことが思い起こされる。3丁目の夕日と同じで今の人に実感できるだろうか?
2010/04/17
hit4papa
昭和の商店街の風景をそもまま写し取ったような作品です。乾物店江州屋の一人息子、中学生の正一が主人公の連作短編集になっています。詩人の著者ならではなのでしょう、言葉の選び方にとても気を使っているようです。人物や情景が、暖かな目線で生き生きと描かれており、読者の心に染み入ります。
はらぺこ
商店街が『純情』やったかどうか分からんけど、主人公の正一は『純情』やったし家族も『純情』やった。純情以外の言葉は思いつかん。 今はパックの鰹節を使ってるけど、そういえば自分が子供の頃は家で削ってた。いつからパックを使うようになったんやろなぁ。 十代とかの若い人でも映画の『三丁目の夕日』が好きな人は楽しめると思います。
2012/09/11
Atsushi
スマホはもちろん、ケータイもパソコンもなかった昭和の商店街のお話。いじめやスクールカーストも、勝ち組・負け組もなく皆が平等に貧しかった時代。懐かしく思うのは、それだけこの国が豊かになったという証か。ばあさんと母親の会話のテンポが心地良い。第101回直木賞受賞作。
2017/09/26
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