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二十三年介護 (新潮文庫 ね 1-6)

二十三年介護 (新潮文庫 ね 1-6)

二十三年介護 (新潮文庫 ね 1-6)

作家
ねじめ正一
出版社
新潮社
発売日
2003-02-01
ISBN
9784101021171
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二十三年介護 (新潮文庫 ね 1-6) / 感想・レビュー

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糜竺(びじく)

この本には、直木賞作家のねじめ正一氏のお父さんを、お母さんが23年間、介護した経験が書かれています。特に、ねじめ正一氏のお母さんが書かれた手記がメインで、ねじめ氏の付記も記されています。はっきりいって、私自身は介護をした事ないんですが、実際、どのようなものなのかとか知りたくて、目を背けず、身近な現実を知る上で、非常に勉強になりました。健康のありがたみも分かったし、ほとんど知らなかった、リハビリや自宅介護の現場とか少しは知れた気がしますし、家族愛も非常に伝わってきました。読んで良かったです。

2013/08/05

sai

昭和51年に脳溢血で倒れた夫を23年間介護した、ねじめ正ーさん母の手記。夫婦愛、家族愛が感じられた。

2016/02/23

アンコ椿

オレのおふくろは特別養護老人ホーム暮らし。介護に向き合っていない自分が情けない。

2014/04/17

うたまる

「私は父が丸茂病院から退院した日のことをはっきりと覚えている。父はそのとき、自分の顔を見られないようにタオルを頭から被って病院から出てきたのである。頭からタオルを被った父が母に介添えされて、麻痺した左足を引きずりながらそろりそろりと病院の玄関を出てくる。それを見たときの衝撃は忘れられない。まるで犯罪者のようであった。衆人環視の中を連行される犯罪者のようであった。母が腰縄を持つ刑事のように見えた。その瞬間、父に対して激しい怒りを感じた。たかが病気でそこまで卑屈になるのか。それが親父の本性だったのか…」

2011/10/19

マスオ

23年介護したお母さんもすごいが、介護されたお父さんもすごい。やっぱり在宅の力か。

2010/03/30

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