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時を青く染めて (新潮文庫 た 43-4)

時を青く染めて (新潮文庫 た 43-4)

時を青く染めて (新潮文庫 た 43-4)

作家
高樹のぶ子
出版社
新潮社
発売日
1993-10-01
ISBN
9784101024141
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時を青く染めて (新潮文庫 た 43-4) / 感想・レビュー

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遥かなる想い

昭和の恋愛小説である。勇と滝子と 高秋の三角関係を 丹念に描く。微妙な緊張感が 著者らしい。滝子の心に蠢く 高秋への想い …勇と 高秋の心情が 生々しく、滝子を巡り 競い合う男と男の姿が 滑稽なまでに 純真である。 20年という歳月を超えた 古き良き 恋愛小説だった。

2020/04/08

sakadonohito

読んでいてしんどかった。つまらないという意味ではないです。読み手を飽きさせないためにか、若干のミステリー要素もある三角関係の話です。いっそ肉体関係を結んでしまえば全員が楽になるのに、男側がギリギリの位置で踏みとどまり続けるから女側が吹っ切ることができずに悶え苦しみ続ける。読者(男)なので「男がファンタジー。実際はもっと小狡くて厚かましいか臆病で感情的」と思ってしまいました。中心人物である滝子については、そういう人もいるでしょうねと読んでいましたが、それでも感情を考えるとしんどかった。

2024/05/14

ペペロニ

男2女1の三角関係を描いた恋愛小説。男2人の関係性に力が入っていて、とても引き込まれた。古い小説だけど、文章がすっと入ってきて読みやすい。

2021/06/12

ken_sakura

とても良かった。丁寧な手の掛かったこってりしたものを読んだ印象(笑)。20年目を迎えた男2人女1人の三角関係の物語(呆)男2人が親友等の材料も惜しみ無く。恋愛小説はこうあって欲しい。おもしろ本棚の先生に薦めて頂いた本、感謝。

2014/11/08

しげもん

文章の表現がとても上品。自分にはきっと無理だなと思うような大人の男女の恋愛の世界が繰り広げられていた。作者の雰囲気がとてもよく感じられる文体でよかったです。

2010/12/27

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