彩雲の峰 (新潮文庫 た 43-7)
彩雲の峰 (新潮文庫 た 43-7) / 感想・レビュー
yamakujira
タイトルに惹かれたものの、山は風景として描かれるだけだった。離婚して、祖父の遺した八ヶ岳山麓の別荘で暮らす静香、静香との結婚を望む薫、薫の姪で静香を慕う女子高生の蛍、幸せそうな関係はうわべだけ、薫を受け入れていても静香は薫を愛せない。近所の美術館に赴任してきた司に惹かれる静香は、流されるまま司を求め、薫を裏切り、蛍を傷つける。静香と司は似た者同士、虚無に食われた心の隙間で暴れる色魔が見苦しい。司を挑発する蛍は、静香への愛情を制御できずに壊れてしまったのか。なんとも後味の悪い物語だった。 (★★☆☆☆)
2017/03/23
チェス
恋愛って恐いわっ、と思わせる。この作家さんも、イヤーな感じなのにやめられない。 図書館本。
2019/06/08
ツキコ
後味の悪い結末にがっかり。登場人物の誰にも感情移入できませんでした。
2015/09/16
サクサクぽいぽい
どんでん返し待ちでワクワクしながら読んでいたものの裏のない素直な蛍ちゃんの壊れ具合にがっかりした えーここのまま終わるの?と思いながら最後までたどり着いてしまったボンヤリ感
2015/01/13
sin1
少女の心はよくわからん。
2014/07/25
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