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マイマイ新子 (新潮文庫)

マイマイ新子 (新潮文庫)

マイマイ新子 (新潮文庫)

作家
高樹のぶ子
出版社
新潮社
発売日
2009-03-28
ISBN
9784101024226
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マイマイ新子 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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はらぺこ

自分は「オテナの塔」とか「高千穂ひづる」とか何か分からん言葉が出るたびにネットで検索してたので最初は面倒臭かったですが、昭和三十年に物心がついてた人が読めば滞りなく読めると思います。

2017/03/25

エドワード

昭和30年の山口県。小学生の新子は六人家族の長女。小太郎おじいちゃんが大好き。学者の東介父さんも好き。田んぼも麦畑も、山も池もほら穴もみんな遊び場。妹や同級生と、探検したり、映画を見たり、毎日思いっきり遊ぶ。私は昭和40年代の子供だが、確かにこんな風に、夕暮れまで外で遊んでいたね。新子の<額のつむじ>がなかなかイメージ出来ない。今みたいに「ここで遊んではいけません」なんて立て札のなかった時代が懐かしい。最後に小太郎おじいちゃんが死んじゃうけれど、引き算しても家族はいつもそこにいるんだよね。

2014/04/11

syuntaro

【逞しく生きる少女を瑞々しく描く】新子は9歳。気持ちがざわつくと、頭の真上のつむじ(マイマイ)が立ち上がる。大好きな小太郎爺さんにハンモックを作って貰って夢を見たり、友達と探検したり、金魚を救ったりと元気な少女だ。舞台は昭和30年代の山口県。未来への希望に満ちた子供達は家の中の変化や町の変貌を目の当たりする。山賊の穴で戦争で傷ついた傷痍軍人との出会いや広島の原爆資料館で見た戦争。映画館で観たかつての敵アメリカに感じた哀しみ。大好きだった祖父の死。それらを経験し成長する少女に共感し、郷愁をも感じさせる良作。

2014/06/11

しい☆

初高樹さん。昭和30年、9才の新子。1年の物語。子どもたちの日常がびっくりするくらいリアルで最高。笑って泣いて怒って走って考えて。面白かったなー。映画とはまた少しちがう味わいだった。高樹さん本人が、日本版赤毛のアンを書きたかったと後書きでおっしゃっていて、まさにそれ!と思う。

2018/05/17

ぐっち

アニメ見て面白かったのでこっちも読んでみました。アニメでセリフが省かれてたとこも、事情がわかってなるほどなるほど。子供たちの気持ちが子供目線で書かれていて、そうかそんなことかんがえてたよなって思いました。昭和30年代の知らないはずなのに懐かしい風景が、トトロのでてこないトトロみたいでいいです。

2010/09/03

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