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トモスイ (新潮文庫 た 43-13)

トモスイ (新潮文庫 た 43-13)

トモスイ (新潮文庫 た 43-13)

作家
高樹のぶ子
出版社
新潮社
発売日
2013-08-28
ISBN
9784101024233
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トモスイ (新潮文庫 た 43-13) / 感想・レビュー

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メタボン

☆☆☆ アジア各国を訪れた体験から触発されて書かれた短編集。濃厚な湿度と匂いにあふれている。既読の「トモスイ」の得体のしれない生物の内臓を吸う奇妙な甘みは印象的。この短編集はアジアの手触りというか雰囲気を楽しむものであって、ストーリー自体は少し理解しがたいところがあった。

2021/07/07

たびねこ

著者の作品に触れるのは初めて。表題作の短編「トモスイ」が印象に残る。抽象画的でエロチックともとれる小説だ。

2014/01/13

あ げ こ

手付かずのまま残る荒涼さえ、謎めいた魅力を高める幻影と化す世界の中で、密やかに輝く女性達の姿が愛おしい短編集。立ち込める甘やかな香り、微熱を伴う官能の芳香が陶酔を誘う。それぞれ違った魅力を持つ作品ばかりであるが、表題作が特にいい。境目を失った性、あやふやな性が溶け合い、一つに混じり合う瞬間の快さ。この世のものとは思えない、甘美なひと時を堪能する。

2014/02/05

eipero25

トモスイが川端文学賞とのことで、挑戦したが、全くおもろなかった。エロいって?空想上の海の生物を日本のおばちゃんとタイのオネエがちゅうちゅう吸いあいっこするののどこがエロいんだかさっぱり。ピクンともせんかった。 短編全部眠たい。選考委員とは頭の構造が違うやな、しくしく。

2017/08/18

桜もち 太郎

髙木のぶ子の最近の作品「トモスイ」。アジアを基調とした短編集。「唐辛子姉妹 」が面白かったかな。あとはふわっとした作品が多かった。芥川賞の「光抱く友よ」のようなギザギザキレキレの作品の方が好きかな。

2015/02/28

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