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天国の本屋 (新潮文庫)

天国の本屋 (新潮文庫)

天国の本屋 (新潮文庫)

作家
松久淳
田中渉
出版社
新潮社
発売日
2004-04-24
ISBN
9784101048222
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天国の本屋 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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へくとぱすかる

タイトルは何かの比喩かな、と思っていたが、文字通りの内容だった。もしあの世がこの小説のようなものだったら、人はどんなにか恐怖を感じなくてすむのにと思う。ところで、さとしの体験したことは、本当は何だったのか、読み終わっても何通りにも解釈できそうに思う。しかしやはり素直に物語の示すとおり、予定調和としてラストを受け入れることが一番心が温まると感じた。

2019/06/03

ちょこまーぶる

心が温かくなった一冊でした。とある理由で天国の本屋さんに勤めることになったさとしと辛い思いを背負ってリハビリのために天国に来ているユイの切ない話です。とても読みやすい文体で何一つストレスを感じないで読み進めることができましたね。そして、挿絵が素晴らしく読みながら挿絵の色使いに癒されながら読んでいました。しかも、朗読サービスのくだりでは、人に本を読んでもらった時の温かく受け取る感覚は子供の時の親との体験の良いトラウマの一種なのかな?とも思いましたね。で、最後の一行で「お~っ」と声を出してしまいました。

2016/07/08

ミホ

読んだ後思ったのは児童書をぐーっと引き伸ばしたような内容と、絵本のような温かみを取り入れた話かなと。挿絵含み。『泣いた赤おに』等々その他の話も絡んでますが書評までがある訳でないので、昔触れたことのあるものがでてくることで懐かしい気持ちにさせられました。別世界に本屋があるなんて素敵だなぁと思うくらいに私も本が好きなのです(^^)

2016/03/17

Smileえっちゃん

読み終わってほっこりしました。挿絵もあって読み易かったです。こんな天国があったらいいですね。途中自然と涙が出てきました。読メさんのつぶやきで改めて冒頭の会話の意味も分かりました。あ~良かった、めぐり逢えたのですね。挿絵も優しい感じで素敵!再読したい本です。

2014/04/23

いしかわ

優しくて胸が温かくなる、大人の童話。挿絵もふんわり綺麗で、'天国の本屋'という世界観にぴったり。短くて本当にあっという間に読めるのに作りはしっかりしている この作品を、幅広い世代の人たちに勧めたい。読み終えてから冒頭に戻ると、また感動に包まれます。誰もがいつかは、行く世界 ちょっと覗いてみませんか?

2013/03/31

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