あの夏を泳ぐ 天国の本屋 (新潮文庫 ま 23-5)
あの夏を泳ぐ 天国の本屋 (新潮文庫 ま 23-5) / 感想・レビュー
はつばあば
幾つになってもホワ~ンとした中にズンとした重みのある本に惹かれる。八角の屁をひろうとも「ミツコさん」にはなれないが。若い人にはこんな本を読んで欲しいと思う。人生なんて幾通りの道もある。いつかゴールにたどりつけばいい。焦ることないし、4作目ともなれば中に登場した本の数々を読んでみたり、誰かに読み聞かせてあげることで人生変わるかも(^^♪
2016/06/29
ぶんこ
久しぶりの天国の本屋シリーズ。私にとっては2冊目でした。ちょっと勝気な麻子が、同じ名前、同じ部活、同じ女子寮の朝子に間違われて天国の本屋さんに連れてこられました。学生時代の部活仲間は特別な存在ですが、二人だけのライバルという立場は、かなりきついですね。卒業後に疎遠になったのも普通に有りなのではと思いつつ、ここまで重い意味があったとは。いささか傲慢だった麻子が、天国の本屋に来た事で変わっていくのが気持ちよくて、間違われてよかった。最後も爽やかなエンディングで、このシリーズを続けて読みたくなりました。
2016/10/23
優希
不思議な本屋は忘れかけていたことが蘇るのですね。過去と現在を行き来する世界観が美しかったです。
2023/09/08
Mumiu
整理できない気持ちと向き合うための「本屋」。いつかわたしも訪れることもあるだろうか。麻子と朝子、ふたりの高校時代の部活とコーチへの淡い気持ち、お互いへのライバル心を振り返る。ちょっと今のわたしが読むには甘酸っぱすぎたようだ。
2015/05/30
ジュール リブレ
シリーズ読破したつもりだったけど見逃してた作品。久々に、この雰囲気を思い出してワクワクしながら。冬の寒い時期だけど夏の海の遠泳のシーンは涼しげで良い感じでした。
2016/01/22
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