さがしもの (新潮文庫)
さがしもの (新潮文庫) / 感想・レビュー
しんごろ
読書好きならぜひ読んでほしい本!古本屋に他の本を売ってもこの本は売らないな(笑)本っていいよねえと改めて思いました(*^_^*)
2015/09/27
馨
本にまつわる短編集。どの話も良かったですが、作者のエッセイが一番良かった(笑)。おばあちゃんのために本を探す話、読書好きだったカップルの別れてしまう話、捨てられない本…読書好きなら共感することが多いと思います。私が本格的に読書をするようになったのは社会人になってからで、遅咲きもいいとこなのですが、皆さん幼い頃から本好きで、作家さんは何百倍もの本を読んでいるのだなと桁外れな違いに改めて驚かされました。今後の人生で、この本に出会えて良かった、人生変わったと思える作品に出会うことが楽しみになりました。
2018/12/08
HIRO1970
⭐️⭐️⭐️角田さんは初級レベルですが、何となく気になり今回が2冊目です。題名からは予想しませんでしたが、全て本にまつわるお話の短編集で9個も違う話が愉しめます。いろんな切り口がありますが、個人的にはいくつかある古書店がらみのお話が特に心に響きました。(⇨私は際限なく積読が増える誘惑に負けないように月に一度だけ古書店に行くマイルールにしています。)著者は若い頃バックパッカーだったようで旅関連の話の精度が高くこの辺りが旅本好きの私のアンテナにヒットしたようです。まだまだ沢山作品があるのでワクワクしています。
2016/02/23
ehirano1
こ、こ、これは美しい、実に美しい!これ以外の言葉は寧ろ無用とすら思えました。読書好きには共感を得るシーンが盛り沢山で感情移入どころか物語の中に自分がヒロインとして居るような感覚に陥りました。
2023/11/04
エドワード
本を古本屋へ持っていくのは辛い。本は捨てられない。本は他の商品とは違うのだ。そんなふうに思っているがんこものにはぴったりの短編集。あとがきエッセイがついているが、小説家角田さんにしてこのようなカルチャーショックを抱いたのか、とうならされる。時々読書メーターを見ながら「この世界にはこんなに多くの本があるのか」と茫然とすることがあるが、「本は人を呼ぶ」の言葉に心安らかになる。これからも好きな本だけ読んでいこう。
2011/03/26
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