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青い光 (新潮文庫 草 65-11)

青い光 (新潮文庫 草 65-11)

青い光 (新潮文庫 草 65-11)

作家
大岡昇平
出版社
新潮社
発売日
1984-08-01
ISBN
9784101065113
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青い光 (新潮文庫 草 65-11) / 感想・レビュー

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遥かなる想い

 戦記のイメージが強い大岡昇平が描く愛の物語。  お互いに愛しながら、愛を信じながら でも裏切りを おこなう男と女。  二人の間に入り込む文学者がひどく醜く、不快に 感じていたが、もしかしたら 著者そのものかもしれない。

susu

冒頭と結末に描かれる「青い光」は、若い男女のささやかな幸福を表す。その幸福を蹂躙する文学者の生態と時代を露悪的に描いた小説。結構が整いすぎていて物足りない……というのは、この著者の恋愛ものを読んで感じてしまうこと。でも、老いてからこんな作品を書くのだから、すごいな。

2009/09/09

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