永遠の都〈6〉炎都 (新潮文庫)
永遠の都〈6〉炎都 (新潮文庫) / 感想・レビュー
遥かなる想い
第6部は終戦前後の時田一族の日々を描く。東京空襲の中で、 時田病院炎上、平吉と いとは死去、利平失明と 物語の終焉に近付く感が強い。菊池透の夏江との 思い出の独白は昭和初期の 時代背景もあって、大河小説の雰囲気を伝えてくれる。
2014/10/01
湖都
第6巻は、東京大空襲から終戦。私事ではあるが、祖母が東京出身で、空襲で家を焼かれて北海道へ来た。このシリーズの初江の子供たちと祖母が同年代であることから、空襲で街が焼け人が死んでいる描写を読み、祖母が子供の頃見た風景と重ね合わせた。また、終戦の日の描写は、このシリーズで重大事件発生時にこれまで何度もあったように、多視点で語られる。怒りと悲しみの裏で、悠次や風間振一郎らの現実主義的な考えが未来への活力を感じさせる。
2017/12/16
uchi
終戦前後の史実が述べらたのみで、登場人物の新しい動きはありませんでした。いよいよ次が最終巻です。
2020/12/27
kiiseegen
帝都は度重なる空襲で灰燼となり終戦をむかえた。出征した、時田史郎、脇晋助の二人・・・次巻で復員するのか?愈々、最終巻を迎えるが、この長い物語をどの様に終えるのか気になる。
2014/08/04
linbose
★★★★★
2010/03/20
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