アルプスと猫―いしいしんじのごはん日記〈3〉 (新潮文庫)
アルプスと猫―いしいしんじのごはん日記〈3〉 (新潮文庫) / 感想・レビュー
sawa
★★★★★ ごはん日記第三弾。とにかく毎日のごはんが最高。今度は松本が舞台。いしいしんじと園子さんの二人の生活は、まぼろしの猫たち、ロバ、女子高生ユッコ達に囲まれて愉快愉快。だけど園子さんのお腹の中の猫ちゃんをみんなに紹介して、色んなことさせてあげて、いっぱい可愛がって、とってもウキウキだったのに、悲しすぎる結果に。でも楽しいことがあって、悲しいことがあって、それが生活なんだから仕方がないのでしょうか。胸がぎゅうぎゅうした。
2011/09/11
ビスケ
気がついたら3巻が出ていた。園子さんと結婚し、松本に移ったいしいさん。楽しいこと、悲しいこと……いろいろなことが起こるけれど、独特の澄んだ目線は相変わらず。キューバの旅日記で「拍子木のようなクラーベを前のめりで叩いていた園子さん」というくだりを読んで、ふたりはなるべくして夫婦になったんだなーと、なんとなくしみじみした。
2010/08/24
かりあ
だいじに、だいじに読んでいたのに、とうとう終わっちゃった。もったいないっ。なぜか3巻から読み始めたから、まだまだ未読の2冊がある。楽しみ。いしいさんちのごはんは本当に参考になる。素朴で、野菜と魚がたっぷりで、いしいさんと奥さんの園子さんみたいにほんわかしたごはん。
2010/09/06
よもぎ
タイトルみて衝動買い♪知ってるお店や地名なども頻出でとても親近感。日記がこんなにおもしろいなんて。毎日のごはんがほんとに美味しそうで、自炊がんばろう、と思った。園子先輩!猫ちゃんのくだりは不意打ちで号泣。日々を慈しむこと、生死のさかいめ。
2011/01/17
おにゃか氏
それが起こる事をボクは知っていたけれども、いつかまでは知らなくて、そしてその日の日記に泣く。続きの日記もその涙を胸にかかえたまま読む。つくづく、いしいしんじは言葉で書かれた以上の何かがある文章を書くものだと思う。
2010/07/13
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