佐藤春夫詩集 (新潮文庫 B 2-4)
佐藤春夫詩集 (新潮文庫 B 2-4) / 感想・レビュー
双海(ふたみ)
春夫の詩の抒情は大和言葉の美によって支えられている。氾濫する口語自由詩の中で、春夫の文語定型詩は愈々耀きを増すのである。
2014/11/21
双海(ふたみ)
好きな詩人なので出版社が違えば、たとえ同じ詩集であっても買います。
2014/11/01
さつまいも
うーん…?わかったようなわからないような…。国語の授業にはよさそう。高校時代のあの先生が好きそうだなぁと思いました。
2015/11/04
miyuki
11月18日より。佐藤春夫は詩人(うたびと)である。近代現代の詩とは極めて異にする手法を以てモノをうたいあげている。それは収録されている詩を読めばわかる。殊に七五調詩に出現する「反歌」をみれば、彼がいかに詩を「うた」として捉えていたかを知ることもできよう。詩の詞書からも知ることができる。しかし、七五調といっても長歌ではない。むしろ長歌よりも効果的に七五、また五七や五五への転調が使われている。全篇渡って藤村風浪漫成分が多い気もするが、『魔女』の仏詩調、漢詩訳詩や長歌体など、非常におもしろい詩集である。
2014/11/19
佐々木雅弥
自らを純潔な詩集の著者と記す神経にはあきれるが、尊大であるがゆえに名句も多い。
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