お子様業界物語 (新潮文庫 い 34-5)
お子様業界物語 (新潮文庫 い 34-5) / 感想・レビュー
ゆか
キティちゃんの「サンリオ」、デパート屋上の木馬をTVゲームに変えた「ナムコ」、新しい楽器エレクトーンを掲げ、新興住宅地に浸透していった「ヤマハ音楽教室」、「公文式」、「劇団ひまわり」など、子供たちを取り巻く産業を、一児の父となった泉麻人が鋭く探る子供産業ルポルタージュ本。サンリオは、この本が出版した当時と比べ、更なる飛躍を遂げている。「おかあさんといっしょ」が未来には「おとうさんといっしょ」という番組にもなるのでは、には先見の明あり。(自分メモ 石垣空港から成田空港の飛行機で読了)
2022/10/04
あられ
本棚の奥から出てきた。再読なのだろうか?ページをめくっても思い出さなかった。サンリオや、お受験、といった子どもをめぐることをテーマにつづられている。読んでいてあまり違和感を感じなかったので、当時と状況はあまり変化していないのだなあと妙に感心してしまった。私は「ぶーふーうー」で育ち、子育ては「じゃじゃまる・ぴっころ・ぽろり」だったので、あるあると思いながら楽しく読み進んだ。
2018/03/19
あーさー
泉麻人さんが、コドモさんを対象にした業界を取材しております。およそ30年前の作品ゆえ「エレクトーン」なんかに時代を感じますが、今に通じる部分も多く、そこまで“古さ”は感じませんでした。とくに「劇団ひまわり」の回が、ナンシー関さんが「信仰の現場」にて取材許可を得ずゲリラ的に潜入して“見えた”ものを綴っており、こちらはちゃんと手続きを踏んで関係者にも取材をしているのでその色彩の差が面白かったです。
2022/08/06
カンパネルラ
子供に関係した塾とかサンリオとか劇団ひまわりとかを取材している。必然冷たい視線になるかと思ったが一児のの父親である作者にしては、比較的暖かいのは、相手がそこそこ誠実だからなのかもしれない
2010/02/02
大西ライオン
たまにはこういうのを読んでみるのもいいものだ
2016/01/24
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