コンビニエンス物語 (新潮文庫 い 34-7)
コンビニエンス物語 (新潮文庫 い 34-7) / 感想・レビュー
アナーキー靴下
引っ越しで発掘した懐かしい本を再読。1987年から1989年の雑誌連載を一冊にまとめた本。懐かしいといってもリアルタイムで読んだわけではなく、その十年後くらいにブックオフで購入して読んだのだが、田舎なのでそれくらいでちょうどよかった。自分の町にコンビニがあるかないかでマウントの取り合いに発展するような環境で、この店は元酒屋だから、とか、そんな系統立てた分析などできるはずもない。いとうせいこうのシティボーイ感はこういうところからも感じていたのかもしれない。文章も話の構成も凄く好き。泉麻人は存在が懐かしい。
2021/11/22
あーさー
1987~89年に連載された、泉麻人さん&いとうせいこうさんによるコンビニについての連載をまとめた作品。90年に単行本化され、92年に文庫化となったため、紹介されているお店や、商品のラインナップ(交互に書いていき、行ったコンビニと買った商品を紹介している)に隔世の感があります。なにせ今は、(もちろんお店によって個性の違いはありますが)画一化された商品しか置かないですからね。
2023/03/09
シゲフジ
昭和末~平成元年にコンビニについて毎週2ページずつコラムを書いてたらしい。それをまとめたやつ。ローソンは西日本が強いとか、サンチェーン・ニコマートとかいう知らんコンビニが幅を効かせてたりとか、そもそもコンビニって呼び方が定着してなくてみんなコンビって呼んでたり、すごいレトロで面白い。しかも軽い。ちょうど良い。
2017/05/28
kobosaku
コンビニ創世記物語。 今と違って個性的な商品が陳列されてたり、サウナの下にコンビニ、同じ時代の海外のコンビニレポートがあったりと、なかなか笑える。 特に今(2016年現在)は統一された商品陳列が目立つだろうが、最近使っているコンビニで桃が売ってたり、売れなかったので安売りしてるのを見つけると、泉麻人といとうせいこう両氏のようにコンビニレポートしたくなる。 因みに桃は¥630円、安売り棚にあった杏仁味のガム¥70円。桃は高くてやめたけど、杏仁味のガムは超不味くて納得した。なぜか喜んだ。
2016/08/10
カミツレ
コンビニ黎明期の時代の話。
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