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ジョン・レノン対火星人 (新潮文庫 た 47-2)

ジョン・レノン対火星人 (新潮文庫 た 47-2)

ジョン・レノン対火星人 (新潮文庫 た 47-2)

作家
高橋源一郎
出版社
新潮社
発売日
1988-10-01
ISBN
9784101078120
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ジョン・レノン対火星人 (新潮文庫 た 47-2) / 感想・レビュー

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メタボン

☆☆☆ この支離滅裂さが高橋源一郎の魅力。これがデビュー作だったのか。さようならギャングたちがデビュー作だと思っていた。序章「ポルノグラフィー」が秀逸の出来だと思う。それ以降の章はあまりにもハチャメチャで再読はないかなと思う。リアルなものはあらずや?

2017/09/07

田氏

先日、高橋源一郎の『しょうせつ』を読んだばかりだけれど、こちらは『ししょうせつ』だなんて話もある。だけど、『し』のどこからこんな『しょうせつ』が飛び出して、「ポスト・モダン」に変身するのか、ほんとうにわからない。1月8日のオールナイトニッポンとか、凶器準備集合罪とか、中央競馬クラシック三冠とか、大脳辺縁系とか、そういう『し』を「3Mチタンコートシザーズ」で切り刻んでも、「ボンマック・コーヒーミルM-1」で挽いてみても「ポスト・モダン」にはならなかった。とりあえずハーレクインが嫌いなんだろうな、とは思った。

2020/02/18

白義

高橋源一郎がずっと向き会ってきた、思考や存在を支配する激しいもの、悪と名指される者との戦いの、原型がここにはある、と思う。それに支配された?「素晴らしい日本の戦争」を救うために、文学が始まる。高橋作品では極めてロックな作品。物語性が強いので、あまりの難解さに泣くこともない。何かを葬送した後の哀しさ、痛みが最後に爆発したようなラストも印象的。自分の言葉と思考を捻り出せ

2012/02/12

葛西狂蔵

『さようならギャングたち』と対を成す著者の代表作。著者の拘置所での体験や失語症を扱った私小説と云えるが、現代詩的な文体で抽象的だった『さようなら〜』と違いエログロ的な笑いに包まれたこちらの方が比較的読み易いんじゃないかと思う。日本の戦争を戦後語れなくなった現状へのアイロニーとしても読めるが、著者は左翼的な人だからまず違う。要するに著者が意図しない読み方が可能な重層的な作品でもある。メタファーの多用とフラグメントとコラージュを笑いに結び付ける手法を確立した記念碑的作品。

2015/10/31

祐紀

例えば、木星を精密に、何も見ないで描く事が出来る人は少ないけど、木星があって、あの位置(位置は殆ど意味をなさないけど、相対的な関係)にしっかり存在するという事は解る。というか、知っている。非常によく解らない小説だったけど、僕らはこれが小説だと知っている。そして体験した。そこに物語的価値が存在しようがなんだろうが、意味をくみ取れただとかなんだろうが、小説にとってはどうでもよいことで、そんな機能面から読んでしまう昨今のそれらとは明らかに一線を画しているように思う。

2010/01/24

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