17歳からの死生観 (新潮文庫 や 49-2)
17歳からの死生観 (新潮文庫 や 49-2) / 感想・レビュー
さきん
著者の実家が宮沢賢治の実家に近く、そこを起点とした語りが多い。やはり宗教学者だからなのか、論のつながりがあやふやで要領を得ない。知識は増えたが、内容自体にあまり感銘を受けなかった。
2017/03/10
やせあずき
書店に並んでいたならまず手に取らなかったと思うけど、何処かでオススメされていたので読んでみたら、スゴく面白かった。宗教学者の先生が、リーダー養成塾の若者に生と死、日本人とは?を問い掛ける内容ですが、特に宮沢賢治の作品と人生を振り返りながら生と死を考える話は圧巻。先生に対する塾生達の質問にも感心しきり。あの頃の僕はぼんやり生きていたな、と反省
2014/05/10
まかあい
自分が17歳の頃にこの本に出会っても、あまのじゃくだった私は、タイトルを見ただけで敬遠してしまうでしょう。ようやくこの年になって、素直読むことができる。深い問いができるこの生徒の皆さんは、立派です。「人間というのはね、瞬間的には、神にも悪魔にもなる。そういう存在だと思います。」
2015/12/05
最後の羅針盤
スキを窺って抜け出したいような授業だった。 どうも過度に断定的な教師風の語り口調とは相性が悪い。 従うことも抗うことも出来なくて授業を抜け出してしまったけれど、どこで何をすればいいのか分からなくて途方に暮れている自分に苦笑いする。 そんな17才にこそリーダーを目指して欲しい。
2014/03/03
きょ
いろいろな著書の中で述べられている内容の重複があるとはいえ、いつもながらの説得力。この人と、鷲田清一さんは、なんだかいつも、安心して読める。すっかり有名な学者だけれど、知ってる人しか知らないということに、最近気づいた。知らないのは、もったいないと個人的に思うのです。
2014/02/15
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