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地球になった男 (新潮文庫 こ 8-1)

地球になった男 (新潮文庫 こ 8-1)

地球になった男 (新潮文庫 こ 8-1)

作家
小松左京
出版社
新潮社
発売日
1971-12-01
ISBN
9784101097015
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地球になった男 (新潮文庫 こ 8-1) / 感想・レビュー

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ネギっ子gen

学生の時、小松左京や筒井康隆・平井和正など日本SFに嵌って、出ている文庫本を全部揃え、雑誌などで新作の追いかけなどをしたものだが、「SF冬の時代」を経て、私自身SFから遠ざかっているうちに、未だ健筆を振るっているのは、筒井御大お一人という寂しさに。それでも小松左京が、トランプ登場で『アメリカの壁』が脚光を浴び、このコロナで『復活の日』などが話題になっているのが嬉しい。確かに、その『復活の日』や『日本沈没』、『虚無回廊』など長編は素晴らしい作品だが、個人的に好きだったのは、短編である。いらちの本領発揮で。⇒

2020/05/16

メタボン

☆☆☆☆★ SF、ディストピア、ユーモア、怪奇譚ありと秀作揃いで存分に楽しんだ。今は無き男女が現代の男女に憑依する行為が京都の風景と相まって古風なエロスとなっている「昔の女」二千年後の人類に生身のセックスはなくその快楽のみが抽出されている「オルガ」自分の体を喰いつくすおぞましい手術「凶暴な口」歪んだトンネル空間が100年前の江戸時代とつながる「御先祖様万歳」第二次世界大戦が異次元で続いていたら「地には平和を」世の中から紙が突然なくなると「神か髪か」脳を乗っ取られ食・性の快楽を奪われる「ぬすまれた味」。

2019/12/01

短編13編収録。どれもこれも面白かった!皮肉をさらりと笑いに変えてしまうのはさすが。13編が全部違った雰囲気で、最後まで飽きずにワクワクしながら読んだ。印象に残る作品。『紙か髪か』『日本売ります』『ぬすまれた味』『地球になった男』あたりが好み。

2012/09/09

いづみ

13の短編集。様々な雰囲気の作品が集められています。「兇暴な口」の狂気性が印象深い。まだ表に出てきてないだけで、警部の言うような狂気は薄皮一枚の下に潜んでいる感じがしますね。

2012/02/02

廃墟の人

振るとスラップスティックな音がする。

2014/06/06

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