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虎口からの脱出 (新潮文庫 か 22-2)

虎口からの脱出 (新潮文庫 か 22-2)

虎口からの脱出 (新潮文庫 か 22-2)

作家
景山民夫
出版社
新潮社
発売日
1990-01-01
ISBN
9784101102122
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虎口からの脱出 (新潮文庫 か 22-2) / 感想・レビュー

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k5

メルヘン上等!冒険小説フェア①。いや、エルカンターレの人が亡くなったから思い出したわけじゃないんですけど。亡くなった母が景山民生のファンで、この人のシニカルな洒脱さに中学生くらいの頃は憧れていたこともあって、この本はひとつのバイブルでした。いま読んでも民間人を殺せずに降格した西真一郎のキャラクターや、落語めいたオライリーとのやりとりはビンビンきます。昭和の小説だけにヒロイン像は薄めですけど、少なくともお人形でなく自分も戦う人物像であるのは流石と思います。しかし戦闘シーン、三國無双並のファンタジーぶりです。

2023/03/19

goro@80.7

再読了。張作霖爆殺事件の目撃証人となってしまった中国人少女李麗華を上海まで護送せよとの吉田茂からの命を受けた西真一郎と同行することになったアメリカ人オライリー。デューセンバーグに乗込み上海を目指すが、追ってくるのは関東軍、奉天軍、国民党軍!無事上海に着くことは出来るのか?との冒険小説であります。長編処女作となったこの作品ですが、ツボを抑えて読ませるねぇ~。まぁもう少しデューセンバーグの活躍がみたかったね。

2016/08/03

スー

87張作霖爆殺事件を目撃した女性を連れて西真一郎少尉とアメリカ人のマイケルオライリーと共に上海までの1600キロを関東軍と奉天軍と国民党軍から逃げ切れ!実在の事件や陰謀や人物を上手く織り交ぜワイルドスピードばりのカーアクションで線路や万里の長城を爆走するのは爽快で最高の冒険活劇小説でした。ただ難点だったのは面白くなるまでが長い事です、前半をもっとテンポ良くしてたらもっと良くなってたと思います。

2021/07/09

HoneyBear

再読。破天荒だけれども面白い。張作霖爆殺事件をめぐって、吉田茂、村岡長太郎、河本大作、東宮鉄男などなど実在の人物を多く登場させ史実を絡めながらもすごい冒険活劇が展開。ちょっと無茶苦茶すぎるけど、もっと続いて欲しいと思わせる爽快感。

2016/02/20

HoneyBear

一級の歴史冒険小説(活劇)。もっと話が続いて欲しいと思わせる。

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