遥かなる虎跡 (新潮文庫 か 22-4)
遥かなる虎跡 (新潮文庫 か 22-4) / 感想・レビュー
マムみかん(*感想記入少なめです*)
『虎口からの脱出』の姉妹編。 もちろん単独でも楽しめますが、こちらを読めば『虎口~』にも手が伸びること間違いなし(笑)。 「宝探し」に「カーチェイス」という王道の冒険小説に大満足です☆
2017/09/26
スー
93虎口からの脱出の続きで前作の主人公達の孫である西緑朗通称ロックとアイリーンと小心者の小悪党ダニーは山下奉文の財宝を求めダッジチャレンジャーを駈り謎の追跡者から逃げマレー半島を大暴走。戦前戦後の日本東南アジアでの耳の痛い悪事を所々に散りばめアクションとカーチェイスと謎解きをバランス良く織り交ぜ最後はもあっと驚く仕掛けもあり最高の冒険劇でした。最後にロックとアイリーンが再会しロマンスか?と思いきや新たな冒険に飛び出す終わりでしたが続編はあるのかな?あれば読みたい。
2021/08/03
さえきかずひこ
第二次大戦中に日本軍が東南アジアで略奪を働きそれを各地に隠匿した。その宝のありかを探ってマレー半島で展開される冒険活劇。とても分かりやすいです。
2019/11/27
カープ青森
「遠い海から来たcoo」と環境破壊に対する警鐘や強く美しい白人女性が大活躍するところなどがカブッてる印象。展開にスピード感がありイッキに読み進みます。作者は背の高い白人女性が好きだったのかなあ、まあ、あんなかっこ良かったら分かるけどね
2020/03/15
キートン
どこか懐かしさを感じさせる、極上の冒険エンターテイメント小説。 ひょんなことから日本軍の隠した財宝を探すことになった日本人・西を主人公とした物語で、続編とのことだが、この本単体でも十二分に楽しめる1冊。 自然の残る国で、それを破壊する人間のエゴについても語られるけれど、それを中心にぐだぐだと悩んだりということはなく、銃器の描写と良い、登場する車と良い、書いている時の景山さんの活き活きとした顔が目に浮かぶ作品だった。
2020/01/05
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