白い巨塔 上 (新潮文庫 や 5-23)
白い巨塔 上 (新潮文庫 や 5-23) / 感想・レビュー
aqua_33
何度目かの再読。5月にドラマ放送というので、手に取ってみた。何度読んでも患者のためとは言い難い、大学附属病院のドロドロさ。教授選では候補者のヒトトナリ、業績ではなく、お金や権力がモノを言う。山崎さんが書かれているので、全くのフィクションではないだろうなと思い、恐怖を感じる。さすがに今はここまでの伏魔殿ではないだろうけど、モヤモヤが残る。《2019年13冊目》
2019/03/28
せ~や
ドラマを見て気になってた。男女問わず、登場人物のほとんどが私利私欲とくだらない名誉欲ばかりで、「浅ましい」し「滑稽」な感じ。財前五郎と里見の人間性が垣間見えるのが、ドラマとの違い。それでも、教授選の投票の際、気付けば結果にドキドキさせられながら、結果を知った時に、安心感というか、一瞬だけ物語が終わる感じの沈黙が自分の中にあるのが、作者の腕の成せる技だと思う。☆3
2020/03/06
背番号10@せばてん。
1991年3月24日読了。初出は1963年。過去に映画化1回(1966)、ドラマ化5回。山崎豊子氏のご逝去を悼み、ご冥福をお祈りします。(作者の訃報を知る2013年9月30日入力)
1991/03/24
RED FOX
面白い。医学は難しい題材だと思うのですが、物凄く読みやすい。各キャラが濃いのは豊子小説のお約束(笑)ストーリーが気になって生活が手に付かん!里見~(>_<)
2015/04/16
ミカママ
あまりにもクラシックな作品。ずっと積読本に入っていたのが夏休みに入ったこともあり手にとってみた。んーーーーーおもしろい!あっという間に読んでしまった。キャラの立ちかたもお見事。さすが山崎豊子さんですなぁ。ただし、教授選の引っ張り方はちょっと中だるみ気味。もっと手短でもよかったような。一気に下巻へ。
2012/06/23
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