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女の勲章(上) (新潮文庫)

女の勲章(上) (新潮文庫)

女の勲章(上) (新潮文庫)

作家
山崎豊子
出版社
新潮社
発売日
2005-12-21
ISBN
9784101104386
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女の勲章(上) (新潮文庫) / 感想・レビュー

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ykmmr (^_^)

大阪の業種名家に生まれ、自身でその道の学校を作ろうとするお嬢の式子。最初は意欲を持ち取り組んで行くが…。何処か世間知らずの為に、時代の波と気高いライバルたちに神経を削られ、魅惑の黒幕→銀四郎に掌で転がされ、翻弄されていく。男欲・女欲はやはり違う。しかし、権力を自分のモノにしようとする事は、皆同じ。式子が周囲にどう立ち回り、翻弄されて行くのか…??下巻へ→。

2022/02/14

ともくん

生き馬の目を抜く、デザイナー業界でのし上がっていく式子。 利用し、利用され、男に翻弄されながら、徐々に力強くなっていく。 女同士の欲にまみれた、ドロドロの関係。 男と女の打算的な関係。 全てにおいて、読み応えあり。

2020/01/06

reo

この原作が今年春、松島奈々子主演でテレビドラマになるようです。銀四郎は誰かと思えば、朝ドラ「あさが来た」の白岡新次郎役で好演した玉木宏やそうな。また1961年に京マチ子主演で映画化されてます。僕らの年代は誰がなんと言おうが、銀四郎役は田宮二郎でなくてはなりません。お若い方は知らはらへんやろなとは思いますが、映画「悪名」のモートルの貞役で軽妙な河内弁を駆使し存分に楽しませてくれました。この銀四郎も大阪弁と計算ずくで世の中をクールに渡ってゆく役どころです。玉木宏が銀四郎をニヒルに演じきれるかどうか楽しみです。

2017/02/26

薦渕雅春

以前、松嶋菜々子さん 玉木宏さん 他でテレビドラマ化されてた。船場の老舗の出の 大庭式子がデザイナーとして、服飾学院の院長として成功して行くストーリー。上巻では いつの間にか学校経営の中心となった 八代銀四郎の手腕、したたかさが強調されている。女の勲章 とのタイトルだが 銀四郎が主役なのか? と感じるくらいの大活躍。テレビドラマのラストはどうだったのかなぁ、と朧げな記憶しかないのだが、下巻も楽しみ。

2017/08/27

Mark

タイトルから式子がヒロインのお話かと思ってましたが、銀四郎のお話なのかと思わせる。女の執念、愛想、欲望、嫉妬などドロドロとした気持ち悪さを感じる。銀四郎の計算づくの女の利用の仕方にも閉口、何なんだこいつは。式子の思惑とは異なり、学校はどんどん大きくなり、世間からも注目される。それはすべて銀四郎の腕だが、一体銀四郎の目的は何なのだろうか?

2019/05/28

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