水のように笑う (新潮文庫 せ 6-2)
水のように笑う (新潮文庫 せ 6-2) / 感想・レビュー
阿部義彦
関川夏央さんの若かりし日のエッセイ集。1985年前後に書かれたものです。都市生活者の孤独、ご飯はほぼ外食。原稿を書くために夜中のファミレスを梯子する。アルバイトの思い出、仲の良かった女性たち。感傷的で心に残るエッセイでした。
2023/06/12
ぽー
学生の頃何故かポルトガルに行きたい時期があって、それは関川夏央のこの本に、”花の革命から数年リスボンはサウダージにあふれた暗い街で…”のような記述があったのに惹かれたからと思い込んでたけど、それは「貧民夜想会」の方だったという事が30年振りくらいに読んで判明。でも冒頭の麹町の大衆食堂の話とか「彼女のオートバイ、彼のヒマ」とか面白いエッセイというのはけっこう覚えてるもんだ。
2017/06/06
葉隠
再読のはずなんすが...シビレました。(九月になっても)。青春とは何ぞや?と問いかける人には、この一編をそっと手渡したい。幸せな気持ちになれました。関川さん ありがとう😊
2019/09/09
kanu
濃厚な昭和感が気持ち良かった。
2017/01/23
ギルヲ
1949年生まれの著者が、1985~87年に連載したコラム集。ハードボイルドの文体を使用した純文学風コラムといった印象。めんどくさいオッサンだなというのが正直な感想ですね。
2015/01/16
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