汽車旅放浪記 (新潮文庫)
汽車旅放浪記 (新潮文庫) / 感想・レビュー
あかつや
はじめ鉄道の数値的な記述が多く、それを面白く感じるほどは関心がないので閉口した。中盤からはなくなりホッとしたのだが、鉄道ファンからしたら逆に物足りなくなるかも。文学と鉄道各路線を巡る話は興味深いが、著者自身の旅情の描写は少なく、旅行エッセイとして見たらこれまた物足りない。いろんな人が物足りなさを覚える本なのではないか。でもその少ない旅行エッセイ的箇所ににじみ出る、鉄道ファンであることの恥のような意識と、他の鉄道ファンたちに向けられる嫌悪感がなんかいい。そこのところを掘り下げたものなら読んでみたいなあ。
2018/05/13
しんた
上には上があることが分かった。読んだことのない作品ばかりだったので、夏目漱石を中心に読んでみたいと思った。
2013/01/13
akira
「今」の鉄道だけではなく、歴史・地理・文学的といった様々な視点から鉄道を捉えた、読み応えのある一冊。近代文学作家にまざって宮脇俊三氏もとりあげられているところに感激。
2009/06/13
kinkin
スピードや快適さばかり追い求める今の鉄道、昭和の鉄道は時間がかかっても見える景色は今よりずっと穏やかで綺麗な景色だったと思う。
2013/12/22
讃壽鐵朗
やはり宮脇俊三に比べるとどうか
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