狐狸庵閑話 (新潮文庫 え 1-36)
狐狸庵閑話 (新潮文庫 え 1-36) / 感想・レビュー
ROY
遠藤周作のエッセイ集、日記の中から、「現代文学は人間の善意に潜む密かなエゴイズムを嗅ぎつける、・・・・しかし、人間を意地悪く見ることが、だんだん嫌になってきた。」 『狐狸庵閑話』『現代の快人物』『古今百馬鹿』が入っています。本当にグウタラになってしまいそうな自分としては居心地がいいような悪いような?
2013/06/11
ゆきのすけ
この1冊で『狐狸庵閑話』『現代の快人物』『古今百馬鹿』が読めます。狐狸庵先生の本を読むならまずはこの本、いかがでしょう?笑 お気に入りの雲子さんとの文通話しがまた読めてよかった!(困ったことに話しの繋がりからしてどうも”うんこ”と読みたくなる) 携帯電話では、電話をかけて来た人の名前が出る前からわかってしまうから出来ないけれど、家電話で会話するような気心の知れた人がいたら、遠藤先生と北杜夫先生とのやりとりのように気持ちのいい騙し合いで遊んでみたいな。素敵。
2010/09/16
miyatatsu
あまりエッセイに慣れ親しんでいないため、本書の面白さがいまいちわかりませんでした。これからエッセイをたくさん読んでその魅力が分かるようになってから再度挑戦したいです。
2019/09/27
syuntaro
【爆笑必至の痛快爆笑エッセイ集】世の中のためには何一つなさず、人里離れた庵に隠れ住む老人・狐狸庵山人。自称・風流な世捨人だが、実態は欲まみれのグータラに過ぎない。変装して周囲を驚かせ、行く先々で珍騒動を起こし人々を呆れさせる。かと思えば時々鋭い発言をする。面白い御仁である。岩井恵美子氏(雅号:堅井雲子)とのやりとりが印象的な「古今百馬鹿」は爆笑必至。キャバレーの若社長や占星術師、催眠術師、爬虫類マニア、刺青師、現代ダンスの主宰、ストリップ嬢から変装学者など変人との交流を綴った「現代の快人物」も爆笑必至。
2014/08/21
きのみ
中学の図書館にあった。もう、睡眠と食しか生きがいなかったけど、遠藤周作に救われた。
2014/06/06
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