地唄 (新潮文庫 あ 5-4)
地唄 (新潮文庫 あ 5-4) / 感想・レビュー
ろこぽん
大検校の父と娘との間の、空気が動くだけでピリッとするような緊張が伝わってくる。日本の伝統芸能は知らない世界。意味を調べながら読んでいくと、世界がどんどん広がりました。
2020/12/16
Sensyuraku
三味線、人形浄瑠璃、歌舞伎などの日本の伝統文化の現在(といっても昭和3,40年代だが)を題材にした中編小説集。どれも話の筋が特別凝ってるというわけではないのだが、表現力でぐいぐい読ませる。これは他の作品も読むしか無い。オススメ。
2019/03/11
ahchan_plus
日本の伝統芸能が、現代社会(といってもだいぶ昔)でいかに生き残るか、という奮闘とともに、芸の道を極める人々の凛々しさやひたむきさに心打たれる短編集。
2012/02/11
こまそらねこ
いろんな分野に深い知識のある作家である。文楽の話は昨今の大阪の話かと思ったくらい、古臭くない。
2023/02/16
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