芝桜〈上〉 (新潮文庫)
芝桜〈上〉 (新潮文庫) / 感想・レビュー
小梅
対照的な性格の2人の芸妓、正子と蔦代。正子目線、正子が主役のように物語は進む。しかし、タイトルが芝桜だから、本当の主役は蔦代なのかな…なんて思いながら下巻へ。
2018/04/21
カーミン
正子と蔦代は、雛妓(おしゃく)の時から、土地では一流の置き屋津川家の抱えの芸者だった。実直で健気、筋道の通らないことは嫌いな正子。美しく信心深いにもかかわらず、不見転(みずてん)で客をとりつづける蔦代。大正後期の花柳界を舞台に、贅沢で華やかな物語が繰り広げられます。豪華な着物や宝石の描写に、釘づけになりそう *+。☆'**+☆。
2018/01/14
ソーダポップ
しっかり者の正子と、ちゃっかり者の蔦代。芸者置屋の津川家の雛妓(芸者見習)からの腐れ縁の付き合い。そんな二人は、絶交しては気がついたら再び付き合っているを繰り返している。明治、大正、昭和の風俗事情も面白く描かれています。それにしても陰に陽につきまとってくる蔦代が怖い…
2022/06/06
ヨーイチ
コメントは下巻再読時にて。小さいネタは本呟きで。
2017/04/17
kumako
お互い支え合って生きてきた芸者の正子と蔦代。正子が旦那の江藤と別れて初恋が成就できるのかが気になり読み進めていましたが、最後の最後で自分より格下だった蔦代が旦那を持つ事により格上に変わってしまう瞬間に長年の恋心が冷めるシーンでグッと面白さがアップしました。下巻へ続きます。
2021/09/01
感想・レビューをもっと見る