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素直な戦士たち (新潮文庫 し 7-13)

素直な戦士たち (新潮文庫 し 7-13)

素直な戦士たち (新潮文庫 し 7-13)

作家
城山三郎
出版社
新潮社
発売日
1982-03-01
ISBN
9784101133133
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素直な戦士たち (新潮文庫 し 7-13) / 感想・レビュー

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おかだ

教育ママの怖ーい話。そりゃアンタ子供を思い通りに育てようなんて無理に決まってるわ。何でもない我が家でも不測の事態がいっぱいあるのに。だからこそ、どんな風になった時にも色んな選択肢を提示できる親になりたいなと最近思う。この本を読むと、そういう親側の柔軟性がいかに大事かを改めて感じた次第。しかし長男はもちろん次男も全く救われない話であった。長男の中学入試からの帰宅後の「くたくただよぉ!」連呼にはなんかもう、辛くて泣けてしまった。

2024/05/30

金吾

○両親、長男ともに他からの受け売りだけでしたので、自らの考えで物事を判断できないのは駄目だということを感じます。

2023/10/04

金吾

○かなり異常な一家だなあと感じました。母親は自ら考えることなく学説等を鵜呑みにするだけで、あまりにも分不相応なレベルですし、父親も母親を説得できず、長男はこのまま大人になってもヤバイかなと思いました。

2020/09/21

子供を東大に入れるためだけの人生を送る母親。その期待に応えようとする長男。過度な期待をかけられる兄とは逆に育てられる次男。長男と次男の確執は深まり事件が起こる・・・。中学受験の頃を思い出しました。私の母はこんなに教育ママではなかったし、私もこんなに勉強熱心ではなかったですが・苦笑。なりたいと思った職業になれるようにしてあげたい、と親が思うのは間違ってはいないと思います。でも子供が大人になるまでに必要なものは何なのか、何が正しい子育てなのか。答えは1つではないだけに難しい問題ですね。

2011/06/10

gushwell

自分の子供の気持ちに想いをはせることができない愚かな母親。彼女のやっていることは、たんなる自己満足であり、子供を育てているとはとても言えない。息子の英一郎が本当に哀れである。放っておかれた次男の健次が社交的でかつ賢く育っているのとはじつに対照的で、教育というのが一筋縄ではいかないことを物語っている。前半は気楽な気持ちで読み進めることができたが、後半はなんともやりきれない気持ちになった。

2017/02/04

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