新潮記 (新潮文庫 や 2-50)
新潮記 (新潮文庫 や 2-50) / 感想・レビュー
たつや
タイトルからはなにも想像出来ず、読み始めたら富士山に登山をしてむちゃをしたり、不思議な兄妹にであったり、割りととんとん拍子に物語は進み、読みやすかった。秀之進よりは大助の方が感情移入しやすかった。人の目線による、人物の見抜きをうまく描いていて、水戸藩での話は二の次で読んだ。「さぶ」や「雨あがる」ほどではないが、これはこれで面白いとは思いました。
2017/07/03
フーミン
戦中の作品だからであろうか、「武士道は死ぬことと見つけたり」的な作品で暗然としてしまった。秀之進がカッコウよすぎです。
2013/11/15
広中錫
作者が生前に刊行を許可しなかったのは作品の不出来ではなく、時代に縛られて天皇制を擁護してしまったからだと思う。
2012/02/04
Reiko 🍀
図書館本。どんな時代でも愚かであるのは悲しいとこ。でも本人次第で拓けること。山周はいい。
2015/09/15
Kotaro Nagai
昭和18年、北海タイムスに連載された長編。幕末水戸藩と高松藩の尊皇攘夷もの。高松藩の若者の成長を描く。
2007/02/19
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