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その橋まで 上 (新潮文庫 み 7-11)

その橋まで 上 (新潮文庫 み 7-11)

その橋まで 上 (新潮文庫 み 7-11)

作家
水上勉
出版社
新潮社
発売日
1979-12-01
ISBN
9784101141114
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その橋まで 上 (新潮文庫 み 7-11) / 感想・レビュー

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shizuka

殺人を犯し、無期懲役に服する男。17年たち仮出所。そこから物語ははじまる。刑務所へかかさず手紙をくれていた同級生の女性。あなたの手紙が励みになったとお礼を伝えるための返信、これが引き金。女は男に会いに来るという。女と会い散策し、ホテルへ。同意の元体を重ね男は職場へ帰る。その夜、女の縊死体がみつかる。一旦は自殺として片付けられるが、そこに疑問をもつ刑事もいる。仮出所、娑婆で暮らしてはいるが身半分はまだ刑務所にいるようなもの。捜査の手はまず彼へ。風紀の乱れ、前科ある者が生きにくい世の中、水上さんの警鐘は続く。

2019/10/06

marukuso

無期懲役で岐阜刑務所に17年過ごした名本登が仮出所し,無事更生していけるか。保護司笹本愚堂,鯵村観察官らが見守る中,獄中手紙をくれた真柄きよ子が出所後突然やってきたことで物語が始まっていく。人間の更生がいかに難しいか,また出所後の受け入れ側の問題,社会との関係の問題を考えさせられる。

2022/02/20

雲國斎

NHKのドラマを見た後で読んだ。故郷が舞台になってた…。

1980/12/10

kmiya3192

昭和43年8月岐阜刑務所から名本登が17年の刑を終えて仮出所した。崇福寺の笹本愚堂が身元引受人となった。その日、登に福井の真柄きよ子からの手紙が渡される。全うな人生に戻った登に、きよ子が会いに来た。幼馴染の二人は岐阜市内を歩き連れ込み宿で結ばれた。登は更生の身、宿を出て家に戻りその夜きよ子はここで何者かに殺され自殺に偽造された。岐阜県警は自殺として処理。年があけた正月、大垣のモーテルで一人の女性が殺された。木島うた子という女性である。ふたつの事件の真相は?そして登との関わりは何のか?

2021/06/11

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