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朱鷺の墓 上 (新潮文庫 い 15-13)

朱鷺の墓 上 (新潮文庫 い 15-13)

朱鷺の墓 上 (新潮文庫 い 15-13)

作家
五木寛之
出版社
新潮社
発売日
1982-01-01
ISBN
9784101147130
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朱鷺の墓 上 (新潮文庫 い 15-13) / 感想・レビュー

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ピンガペンギン

この小説は文庫本3冊と長いので、読むかどうか迷ったが、読み始めたらとまらない面白さです。時は日露戦争の頃から。金沢の花街の屈指の芸妓だった染乃とロシア人捕虜イワーノフ、そしてもう一人の縁深い男を中心に展開する歴史小説です。最初巻は女として本当につらい展開が多く、主人公は運命に翻弄されていくのみだったがだんだん成長していきます。それと音の描写が極めて効果的に出てきて印象的です。雨、歌声、銃声、など。中でも染乃がある状況で笛を吹く場面には心を打たれました。音楽を愛する作者らしいです。

2022/07/24

熊男

上巻の時点で染乃さんに色々と災難降りかかりすぎだろ…(涙) ロシア人と日本人のいざこざに巻き込まれ、乱暴される。しかしイワーノフが助けてくれた。だがそれのせいで染乃はロシア人に弄ばれたと噂がたつ。 これもまだまだ序の口で…。ロシア人に恋したが故に、偏屈な日本人の差別を受ける染乃が可哀想。春太郎と名を変えてしまった際に起こった顛末に至ってはいたたまれなさ過ぎる。そのせいでトラウマができちゃったし…。染乃とイワーノフには幸せになって欲しいけど、どうなるんだろうこれから…。しかも今度は中国に飛ばさ

2009/09/05

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