風の王国 (新潮文庫)
風の王国 (新潮文庫) / 感想・レビュー
KAZOO
五木さんが休筆されたあとの雑誌に連載されたもので伝奇小説的な要素がありそれまでの小説とは少し趣が変わっている気がしました。私の大好きな奈良の二上山などが出てきて、「サンカ」と呼ばれる人々を登場させて古代との絡みを意図した作品だという気がしました。多くの資料を読まれている割には少し物足りなさが残りました。
2015/12/14
ehirano1
「プリンセストヨトミ(万城目学)」系でした。 古代史を絡めた小説はロマンがあってホントに良いですね。膨大過ぎる参考文献の数から察するに、一族の方々は存続しているのではないかと思いました。 尚、二上山は今すぐには行けなくとも、グーグル先生で写真くらいは見ておいた方が物語をより楽しめると思います。
2019/08/18
はらぺこ
仁徳稜、二上山、葛城山、金剛山、屯鶴峯、竹内街道、自分が馴染のある場所が出てくるとイメージし易いしテンション上がる。できることなら全て関西を舞台にしてほしかった。話は好きやったけど尻すぼみに感じた。仏門の数を数える時の隠語はいつか使ってみようと思った。
2017/03/01
GaGa
あれれ~結構駄目かもこれ(苦笑)と言うか話始まりで終わってないかい?そこまでに至るプロセスはいいだけに、思いっきり消化不良。まあ、作者が言わんとしたいことはなんとなくわかるし、もともとエンターテイメントの作家ではないから致し方ないが、それでもいい落としどころはあるはずで、そう考えると力一杯の駄作と言い切ってしまってもいい気がする(暴言?)
2012/10/02
はじめさん
令和5年2月25日(土)20:30- オンラインにて「風の王国」読書会を開催します。最近だと、国内最大級の鉄剣がヤマト(奈良)から出土したりと、古代よりの伊吹を感じます。集え、トモダチ! https://bookmeter.com/events/10087
2023/02/11
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